つまさきに火

人を選ぶ作品です。バレエに特化しているので、興味の無い方は特に合わないかも。なんでもござれな私は、個人的に良かったです。サンプルは表紙の二人で、基軸としてはこの二人。他2カプのお話が同じバレエ舞台で進みます。(ひとつは過去)読みはじめは取っつきにくいですが、読み進めていくとそれほどでもなかったです。他レビューにもありますが、ロジェとクレマン、ティエリーの関係性がとても悲しい。でも、だからこその報われないティエリーなのかな。バレエにありがちな愛憎・悲恋が、そこにある気がします。何度も読み返す作品というよりは、忘れた頃にまた読もうかな、という感じの作品です。

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バレエダンサーたちのオムニバス。どの話もしっかりしていて、おもしろいです。また、舞台のパリっぽいちょっとウェットな空気もあって、個性的な一冊だと思います。

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切なさが好きです。あと、モリが可愛い。ダンサーという特殊な世界の義兄弟という辺りに萌えを感じて借りたのですが、結局はおっさん･･･が･･･良いなと思いました。好みですが。

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☆3.5。確かにわかりづらいですね。私も何度か数ページ数十ページ戻ったりしました。でもある意味読みづらさはこの作者様の特徴でもあるとわたしは思ってるので、ひとつのバレエ団を舞台とするお話とざっくり括れば流れがおかしいとも思いませんでした。ただやっぱり他の方のレビューにもありましたが、爪先が奇麗じゃないのはダメじゃないかなぁ。せっかくの見せどころでがっかりしてしまいますよね。そこはホントに残念。

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雰囲気のあるちょっと病んだ話で個人的にはとても好きです。でもBLとしてはあまり萌えないし、雰囲気だけと感じて低い評価をつけられるのも分かります。退廃的で狭い人間関係の中で完結している仄暗さが好みと合っていて無性に好きな作者さんです。

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