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シュトヘル
見知らぬ時代、見知らぬ国の戦場。その凄惨な光景を毎夜、夢に見る高校生の須藤。ある日、楽器の工場である彼の家に、転校生の鈴木さんが訪ねてくる。彼女がその場で馬頭琴を奏で“シュトヘル”と唱えた途端、須藤は時空を越え、夢で見た国の女戦士に姿を変えていた。そして目の前には、鈴木さんに瓜二つの少年が。その少年は須藤に“シュトヘル”と呼びかけ…。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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シュトヘル 1
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見知らぬ時代、見知らぬ国の戦場。その凄惨な光景を毎夜、夢に見る高校生の須藤。ある日、楽器の工場である彼の家に、転校生の鈴木さんが訪ねてくる。彼女がその場で馬頭琴を奏で“シュトヘル”と唱えた途端、須藤は時空を越え、夢で見た国の女戦士に姿を変えていた。そして目の前には、鈴木さんに瓜二つの少年が。その少年は須藤に“シュトヘル”と呼びかけ…。【全217ページ】
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シュトヘル 2
蒙古に属するツォグ族の皇子ユルールは、敵国であり亡き義母の出身国である西夏の文字に魅せられ、その義母が残した“玉音同”と呼ばれる文字盤を手に一族を捨てる覚悟を決める。そして、西夏を憎み全てを焼き尽くす蒙古から文字を守るため、文化を書き継ぐ習わしのある宋国の町・成都を目指す道中だったのだ。事の成り行きは須藤(=シュトヘル)には関係なく思えたが、そんな中ユルールの口からシュトヘルとの出会いが語られる。【全219ページ】
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シュトヘル 3
蒙古軍による西夏国侵攻が続く13世紀。味方の裏切りにより瀕死となったユルールを救うため、決死の覚悟で蒙古の砦へ向かうシュトヘル。そこで、出奔した弟・ユルールを追跡中のハラバルに遭遇する。彼こそ、シュトヘルが仇として憎しみ続ける「虎の男」なのだが…!?人は何のために闘い、そして死んでいくのか…!?伊藤悠が13世紀の大陸を舞台に圧倒的筆致で描く歴史超巨編!!【全215ページ】
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シュトヘル 4
蒙古軍の侵攻にさらされていた西夏国。その西夏の女戦士・シュトヘルの肉体に転生した高校生・須藤は、西夏の至宝・玉音同を守るため、蒙古支配下からの脱出を計る。一方、玉音同を追う蒙古軍内では、謎の尼僧・ヴェロニカがある陰謀を企てていた…【全211ページ】
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シュトヘル 5
金国を抜け南宋へ…蒙古支配圏からの脱出を計る須藤とユルール。しかし悪霊の能力を制御できない須藤は蒙古軍の急襲によりユルールと離れ離れに。二人に再会の時は訪れるのか…!?【全211ページ】
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シュトヘル 6
西夏の文字盤・玉音同を抱え蒙古支配圏から金国に逃れたユルールと須藤。しかし蒙古の追撃はやまず国境を越え追っ手が迫る。さらに金の将軍ジルグスは玉音同を対蒙古外交戦の切り札と位置づけ、その奪取に動き始める――!!【全211ページ】
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シュトヘル 8
ついにユルールのもとに帰還したシュトヘル。復讐心から解き放たれ、ユルールと共に西夏の文字盤・玉音同を守る闘いにその身を捧げようとする。しかし、南宋へ向かう国境が封鎖され、一行は金国の都市・京兆府へ。一方、蒙古の皇子・ナランはある狙いを持ってユルールと玉音同を追い始めていた・・・・・・!!【全207ページ】
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シュトヘル 9
西夏侵攻により勢いをつけた蒙古軍は隣国・金国への攻勢を強め、金軍首府防衛の要・居庸関に集結し始めていた。蒙古の皇子・ナランによって玉音同の半分と共に攫われたユルール。シュトヘルは「人送り屋」の助けを借り蒙金両軍の決戦の地・居庸関を目指そうとするが・・・・・・・・・!?【全205ページ】
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シュトヘル 10
金国の首都防衛の要・居庸関へ、最新の武器をもって侵攻を始める蒙古軍。戦いの火ぶたが切られた戦場の片隅に、蒙古にすべてを奪われた英雄・虎のハラバルが出現、かつて敵同士であったシュトヘルと出会うが、ともに大ハンの首を狙うことで、ある種の結託をする。父親殺しを図る蒙古の王子・ナラン。ユルールはナランから大ハンの背中にもつ瑕、西夏文字の秘密を聞くも、文字のもつ未来、可能性を伝えるために、あえて大ハンに対峙することを決意するが・・・・・【全203ページ】
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シュトヘル 11
爆破により要所・居庸関に突破口が開く。金国になだれ込む蒙古兵たち。それはモンゴルの更なる膨張を伝える狼煙であった。「焼け野はどこまでも走れる」大ハンとユルールのけっして交じわらぬ対話が尽きたとき、ナランの想定どおり、シュトヘル、ハラバルが姿を現し、一堂が会した食料庫は戦場と化す。しかし唯一、想定外であった双子の皇子・トルイがその場に駆けつけたことで、誰もが想像していなかった事態が起こる。「生が死の先を走る」事態に気付いた蒙古兵たちが、シュトヘルたちの居るもう一つの戦場に押し寄せて来た時、命を賭した者たちの戦いは終焉を迎える。生き残ったのは果たして・・・・・【全207ページ】
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シュトヘル 12
蒙金両軍決戦の地、居庸関(きょようかん)の戦い後――大ハンからユルールを守ることのできなかったシュトヘルの身体にスドーが戻ってくる。圧倒的な絶望の中、スドーは大ハンの側近、ヴェロニカの体を求めるのだった……他方、闇夜に一人立ち上がったユルールの背には大ハンによって文字が刻まれていた。その恥辱の言葉とは――!?心抉るヒストリカル・ロマン!!第16回手塚治虫文化賞新生賞受賞作品単行本第12弾!!【全203ページ】
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シュトヘル 13
西夏の文字を守るという思いを秘め、あえて文字を焼くモンゴル軍に入ったユルール。だが西夏の残党と合流し、数を増すシュトヘルの一団の状況を耳にした、大ハンの息子、トルイは、そのユルールに賊軍頭目シュトヘルの討伐命を下すのだった。ユルールはシュトヘルと相まみえるため、成都へ向かう‐‐一方シュトヘルの前にはハラバルが現れ…!?守るべきものと自らの誇りのため、そして憎むべき敵への復讐のため、彼らは命ある限り大地を駆ける‐‐!!圧倒的筆致で描く大人気ヒストリカル・ロマン、待望の最新刊!!【全203ページ】
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シュトヘル 14
西夏文字を守るべく、モンゴルへと入ったユルールは、モンゴルの皇子・トルイからシュトヘルの首級と玉音同の残り半分を持ってくるように命じられてしまう。そしてそんな中、ついにシュトヘルと再会を果たした。翌日、モンゴル軍は都江堰に追い込んだ西夏の残党とシュトヘルを殲滅すべく、砲撃を開始。そんな中、ユルールは約束通り、朽ち果てた人の首と、玉音同をモンゴル軍に持ち帰ってきたのだが…!?“文字”を守るべく戦った、彼らの運命は…そして、歴史の波に揉まれながらも、必死に生き抜いた人々の姿を描く、大人気ヒストリカル・ロマン、ついに終幕!!【全207ページ】
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