人妻司書桃子の館長日誌

「探している本は必ず見つかる」という奇跡の私設図書館の館長・星神桃子。
失踪中の夫の行方をつかむべく、鍵を握る来館者たちと、理不尽な接触を繰り返す。
さらに来館者の愚行に対し桃子は、彼らに思いもよらない天罰を下していく。【全105ページ】

探している本は必ず見つかる奇跡（もしくは謎）の図書館「星神図書館」。
館長・星神桃子もまた謎多きミステリアスな魔性の人妻。
一時、失踪していた夫・新一も記憶喪失の状態で帰ってきた。
夫失踪中の期間、桃子と肉体的接触のあった男女数名もまた、その時の記憶を消されていた。
その中のひとり、探偵・古論保は、この不可解な出来事の真相究明に乗り出す。
謎多き図書館と桃子。
いったいどんな真相が隠されているのか。
今ここにすべての謎が解き明かされようとしていた。【全101ページ】