ビンテージ・ラブ

雑誌を紙で（平成28年の増刊ハーレクイン）買って、この作品がお気に入りで、ずっと雑誌取っていたのですが、家が本に埋もれてきたので、整理のためにレンタで買いなおしました。ハーレクインの漫画化や、翻訳したものって、時代背景とか文化的な違いとかが絵や文章から伝わってこないから、なんか浸れないなぁと思うことが多いのですが、これは何度読んでも泣けます。話のテンポがよくて、カリフォルニアの陽射しを感じるような明るさがあって（カリフォルニアに行ったことはない）、キャラクターが魅力的で、子供が可愛くて、大人たちのダメさも愛おしくて、グッときます。ハーレクインというと、「身分差とか金持ちとの恋愛」っていうのが全面に出てるものが多いと思いますが、これは（これも確かにヒーローは金持ちなのですが）そこよりもキャラクターの性格を一番に描かれている感じがして、ハーレクインに食傷気味の方にもオススメです。

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お互いに想い合っていながら、大切なことを言葉にしないで離れていた二人。11年は長すぎる。お気楽な生活をしていたヘタレヒーローが、シングルで頑張っていたヒロインに会いに来てもらえたのは奇跡。離れていた間の分も幸せにしてあげてほしい。

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ヒロインの明るさに惹かれて読み進んでいったら、なんと疾患があって手術が必要とのこと。感情がかなり揺さぶられましたが、収まるとこに収まりホッとしました。読み応えがあり、大満足です。

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泣きました！ヒーロー母の言うとおり何で10年間も会いに行かなかった！などツッコミどころは満載ですがこの家族は幸せに暮らしていくとわかるので満点評価にしました。

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カットシーンが多くあったとは思えないほど、ストーリー展開が自然で感動的でした。ヘタレなヒーローがヒロインを想って懺悔の涙を流すシーンで、ヒロインの大切さに気付いてくれて良かったと思いました。ヒロインもしっかりした女性なので、これからはヒーローと楽しい家庭が築けそうです。やっぱり荻丸先生は物語を感動的にまとめてくれます。裏話も面白いです。

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