現在4巻
淡雪の匂い
「やだっ、まだヤルって言ってないべ!」「洋介のこと、好きだから、こうしたいんだ」初めて人前にさらす、15歳の幼い身体。懐いていた姉の恋人に性急に求められて、無垢な少年の真っ白な雪が溶かされてゆく――。東北弁も初々しい、一途でひたむきな恋の連載小説です。「ん…や」痺れるほど強く、舌が絡んでくる。くちの中が、どれほど熱いものなのか、けだもののような奔放な舌が教えてくれる。壬紀彦のこんな荒々しい部分を、洋介はまったく知らなかった。まるで知らない男みたいで恐かった。(本文より)
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)