あぶない丘の家

この読み応えで700ポイントは破格。萩尾望都さんの話は重厚なのも良いけど、こういうスラップスティック的な萩尾さんも好きです。萩尾望都さんが理系だなーって思うのは感情の機微なんですよね。同じ系列(バレエですが)フラワーフェスティバルなども、ライバルになりうる子とバチッとぶつかっても感情でなくて理論的にバチバチやって後で仲良くなったりする。なんというか、暗い話があっても陰鬱さがないのですわ。日本的でないと言うんですかねえ。この作品も軽快ではあるのですが、さすが萩尾望都さんなので軽いだけではなく造詣の深さをのぞかせます。どの話も面白かった。あぶない未来少年が一番好きかなー。SFが好きなので。

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変にシリアス過ぎず、絵にも「くどさ」が無く、ハッピーエンド多め。「もしこうなったらちょっと楽しいかな？」と思える、比較的「読みやすい」タイプのSF。「あぶない壇ノ浦」に関しては、原典が原典だけに、正直ああやって落とし所をつけるしかなかったとは思いますが。

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萩尾望都先生の描くファンタジーは、読み応えがあって大好きです。新作も期待してまっています。

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ＳＦのようなファンタジーのようなお話です。萩尾先生の美麗な義経が見れるなんて、連載当時は嬉しくてびっくりした記憶があります。時代モノを描かれても、ヨーロッパが主体かなと思っていたので。

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ごく普通の高校生が、摩訶不思議な世界に巻き込まれるファンタジー。宇宙人？のアズ兄ちゃんをはじめ、石に取り憑いた霊やら、ワケありそうな隣人やら、怪しい人物が次々と登場。そして鎌倉時代にタイムスリップ、果ては未来からの訪問者などなど…歴史あり、SFあり、あらゆる怪しい出来事が次々と起こる一大スペクタクルです。私も、ドラえもんの様に守ってくれて、カッコイイ、それでいて料理も上手い、アズ兄ちゃんが欲しい〜〜！緊迫した場面と対照的な、マヒコとアズ兄ちゃんのジャレ合い、好きです。モー様作品としては、「ポー…」や「トーマ…」等、他作品が好きすぎるので、今作品は星4つで…。

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