群緑の時雨

読み応えを思うと、本当に小説を読み終えたような読後感を味わえました。命のやり取りが身近にあった時代。今より時間が濃く流れてたような気がします

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『結局、誰一人、自由に生きられなかったじゃぁないかぁぁあっ！！！（号泣）』いや、違う。みんな自由に生きたんだ。自身の心の許す形で自分の生きる心のあり方を決めたんだ…（泣）。時代が戦の世だからというわけじゃない。現状の自分だって、世界や国や社会の仕組みも人の心の有りようも、自分自身では変えることのできない枠組みの中でもがいてもがいて何とか度することが出来るとしてもせいぜいが自分自身の気持ちの向ける方向くらいのものじゃないか。いや、それでさえ難しい。むしろ度し難い。武士のような真っ直ぐな規範を持ち合わせない“自由な”時代の自分達には。／ずいぶんと可愛らしい感じの子どもが主人公なんだなぁ、しかも最近見かけない感じの絵の可愛らしさだなぁ、と興味をひかれ無料サンプルを手にとってからはもう最終巻までまっしぐらでしたw絵柄から感じられる真っ直ぐな純真さのようなものをお話からも突き付けられるような感じを受けたので、恐らくは作者の柳沼行さんもそのような人物なのでは？と勝手に思っています。もう一作全15巻でRentaから出てるお話もすごく読みたくなり…あーでも15巻は高くついちゃうなぁ…でも読みたいなぁ…何かオトクなキャンペーン待っちゃおうかなぁ…。と、このように自分の欲望を度し難くしてくれてしまった本作品は、迷わず☆☆☆☆☆星5つにしましたよっ♪

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作者買いです。ふたつのスピカがとても良かったせいか、今回のは物足りない感じです。でも、変わらず優しいお話です。

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