【全24巻】完結
ダブル・フェイス
消費者金融「月影ファイナンス」の営業員・春居筆美は、社員たちに使いパシリにされるようなドンくさい男。だがその正体は月影ファイナンスのオーナーで、しかも凄腕のマジシャンだった!そんなある日、入社間もない窓口の小泉じゅんを男が訪ねてきた。客を装ったこの男は、じゅんを悩ませ続けてきたストーカーで…
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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ダブル・フェイス 1
消費者金融「月影ファイナンス」の営業員・春居筆美は、社員たちに使いパシリにされるようなドンくさい男。だがその正体は月影ファイナンスのオーナーで、しかも凄腕のマジシャンだった!そんなある日、入社間もない窓口の小泉じゅんを男が訪ねてきた。客を装ったこの男は、じゅんを悩ませ続けてきたストーカーで…【全230ページ】
ダブル・フェイス 2
小学生の恭平は、新しい父親から虐待を受けていた。父親は、恭平の母親を風俗で働かせて酒とギャンブルに明け暮れ、母親が別れ話を持ち出すと刃物を振り回すような男。警察もアテにならず、自分で父親を殺そうとまで思いつめる恭平を見て、友だちの九屈勇希は、以前自分の父親の会社を助けてくれたDr.WHOOに連絡をとる。話を聞いたWHOOは、父親に近づいてギャンブルに誘い…!?【全222ページ】
ダブル・フェイス 3
俳優志望の男・尾形健作は、闇金から借りた金が返せず、エステサロンのキャッチをやらされる羽目に。そのエステは、無料サービスで客を呼び込み、強引に契約まで持ち込む悪徳業者。しかも、女性客はサロンの中で尾形に襲われ、そのビデオをもとに脅迫されるのだ。顧客の女性がその被害にあったことを知った春居は…【全200ページ】
ダブル・フェイス 4
月影ファイナンスの顧客・盛田咲子は、苦しい家計を支えるしっかり者の明るい主婦。ある日、デパートで着物のバーゲンをのぞいた咲子は、すすめられるまま着物を試着。店員たちにチヤホヤされて舞い上がり、30万円の売買契約書に判を押すが、知らぬ間に金額が300万円にすり変わっていた。そのことを聞いた春居は…【全228ページ】
ダブル・フェイス 5
月影ファイナンスのライバル・ツルカメローンは、悪辣な取り立てとノルマのキツさで知られる消費者金融。その支店長を務める糸井は、自分の店で焦げ付いた債権の債務保証を負わされ、体をボロボロにして働いていた。娘の誕生日であるこの日も、夜遅くまで残っていた糸井だったが、とうとう血を吐いて倒れてしまい…【全214ページ】
ダブル・フェイス 6
東京で働きながら親元に仕送りする青年・正岡雅史が、大晦日の夜に出会った女性・岬麗子とのデート資金調達のために月影ファイナンスを訪れた。ところがデート当日、麗子に連れられてきたビルの一室に強面の男が現れ、正岡は高額な英会話セットを買わされてしまう。一方、謎の女占い師からの連絡を受けた春居は、彼女から裏社会で動く鬼頭総介という男の存在を知らされ…【全222ページ】
ダブル・フェイス 7
じゅんの父・直純は、仕事一筋だが、人が良すぎるのが心配の種。そんな彼がある日、唯一の趣味・コンピュータゲームを扱う秋葉原の店で、隙をつかれクレジットカードをスキミングされてしまった。偶然集金のためその店に現れた春居は、店主の不審な様子から偽造の事実を嗅ぎ付け…【全230ページ】
ダブル・フェイス 8
小泉じゅんが月影ファイナンスに入社して約1年。窓口担当として日々成長中だが、仕事ではまだまだ先輩の青山ネネに及ばない。もっと会社の役に立ちたいと、対面与信(新規顧客の人物チェック)の仕事を希望するが、なぜか青山から「余計なことはするな」と言われてしまい…【全226ページ】
ダブル・フェイス 9
Dr.WHOOが師匠と仰ぐ、プロフェッサー・メフィスト。WHOOの友人にして世界的マジシャンであるジェイソン・ボーンもまた、メフィストの流れをくむ者だった。ボーンの日本公演のさなか、松岡という男が彼のマジックにケチをつけ、勝負を挑んできたという。それを知った春居は…?【全218ページ】
ダブル・フェイス 10
ネイル・アーティストの望月ありさは、駆け出しながら才能があり、TVにも出演するほどの注目株。マジックのために指の手入れを欠かさないという春居も、そんな彼女のもとに何度か通っていた。ある日、久々に望月の店を訪れた春居だが、彼女は血染めの生爪が送られてくる嫌がらせのために疲労困憊していて…【全214ページ】
ダブル・フェイス 11
赤坂が担当する延滞客の実家の場所を聞いて、自ら回収を申し出た春居。その街に赴き、海の家で働く延滞者・鹿野タカシを見つけるが、そこには彼を脅して金をタカろうとする男たちの姿があった。そして春居は、物思いに耽りながらある場所へと向かっていくが…【全230ページ】
ダブル・フェイス 12
年末の月影ファイナンスは、金を借りに来た客、返しに来る客で大賑わい。融資を受けてこの歳末を乗り切ろうと殺気立つ客も珍しくはなく、小泉じゅんや青山ネネら従業員も対応や処理に追われていた。一方、春井筆美は、債務を返済しないまま行方知れずとなった客を探し、師走の街をさまよっていたのだが…【全209ページ】
ダブル・フェイス 13
あちこちからゴミを拾い集め、敷地内にため込んでいる石亀という男。近所の人いわく、最近は悪臭だけでなく騒音でも迷惑しているという。だがこの石亀、金を借りてもきちんと返済しているようで、月影からもすんなり融資を得たのだった。後日、春居が返済の督促に赴いたところ、石亀の隣に住む少年がバットを持って飛び込んできて…【全211ページ】
ダブル・フェイス 14
顧客データ漏洩疑惑の調査に乗り出した保険外交員・阿部川が、何者かに階段から突き落とされた。その犯人を突き止めたDr.WHOOこと春居だったが、そこから見えてきたのは、悪徳保険会社・エンマ保険の不正の数々だった。クロブチ機関とWHOOが出した結論は…?【全214ページ】
ダブル・フェイス 15
大手百貨店の南部デパートは、失った客足をバレンタインセールで取り戻そうと計画。甘利というパティシエにプロデュースを依頼した。ところが彼のやり方に周囲のテナントは大反発!疑問を抱き苦悩する、催事責任者・左藤に出会った春居は…?【全228ページ】
ダブル・フェイス 16
春居たちが訪れたスケート場。そこでフィギュアのコーチをしていたのは小泉の旧友だったが、彼女には悩みがある様子。なんと県の連盟会長が、スポンサーの身内を優勝させるために、彼女の教え子を辞退させるよう迫っているという。カネにまみれた連盟会長の悪事を知った春居は…?【全203ページ】
ダブル・フェイス 17
土地所有者を騙し、暴利をむさぼる将来計画不動産(FPD)。春居の同僚・赤坂の元妻や息子にも、その魔の手は及んでいた。父親として息子を心配しながらも、別れた家の事情に口出しすることをためらう赤坂だったが、FPDに疑念を持つ息子に気持ちを打ち明けられ…【全201ページ】
ダブル・フェイス 18
経営が悪化した月影ファイナンスは、関連組織である月影ファンドからの増資を目論むが断られてしまう。その背景に、故・黒淵深海の設立した月影ファンドが乗っ取りの危機にあることを知った春居たちクロブチ機関員。専務・日野原らの身辺を調査し始めるが…【全224ページ】
ダブル・フェイス 19
ずさん経営の東都将軍銀行を騙し、巨額融資を引きだしていた詐欺組織を探る春居たち。組織の中心人物にしてイリュージョニスト・ハワード辰巳を追って違法カジノに足を踏み入れたところ、ルーレットのディーラーにはハワード本人が。Dr.WHOO、魔術師の血が騒ぐ…!!【全230ページ】
ダブル・フェイス 20
春居と同じクロブチ機関の一員・“カチョー”こと長日部(おさかべ)。市役所の出張所で「渋いおっさん」として働きつつ、実はある不正疑惑を追っていた。彼もまた春居と同じく、表と裏の顔を持つ男なのだ。そこへ政治がらみの案件に執心している春居が訪ねてくるが…!?【全227ページ】
ダブル・フェイス 21
春居自身を闇の世界に引きずり込んだ張本人、クロブチ機関の首魁・黒淵深海の生死を確かめるべく、春居がジャンヌとともに台湾に潜入する!!そこで目撃する衝撃の事実とは…!?【全204ページ】
ダブル・フェイス 22
13年前、えん罪でアメリカの刑務所に収監された春居が、いかにして脱獄を成功させたのか…!?そしてDr.WHOOとして第二の人生をスタートした理由とは…!?封印された過去が、ついに明らかになる!!【全222ページ】
ダブル・フェイス 23
悪を滅ぼすマジシャンの戦い、遂に佳境へ!13年前、銀行員としてアメリカに駐在していた北大路冬彦は、上司の柳原愛彦にハメられ、3000万ドル横領の罪をなすりつけられて収監されてしまう。だが、凶悪犯の巣窟のような刑務所からの脱獄に成功!!名前を捨て、愛する妻子にすら何も告げられぬままに日本に帰国。町金融”月影ファイナンス”のダメ営業マン・春居筆美として生きることに。だが、それはあくまで表の顔。裏の顔は、脱獄を手引きしてくれた謎の組織・クロブチ機関に属し、さまざまな悪を成敗するDr.WHOOという魔術師なのだ!!事件から13年、入念な準備をした北大路(=春居)は、すべてを奪った張本人で、今は与党・立憲民政党の副幹事長になっている柳原を破滅させようと追いつめる!!自らの背後にも、恐ろしい敵が忍び寄っていることには気づかないままに……【全226ページ】
ダブル・フェイス 24
愛と憎悪が交錯するサスペンス、完結!ことの起こりは13年前。銀行員として米国に駐在中の北大路冬彦は、上司の柳原に巨額横領事件の罪をなすりつけられ収監されてしまう。収容されたシェラネバダ刑務所で人生を終えるかと思われた北大路は、ある男の力を借りて脱獄に成功。そして脱獄の手引きをした”クロブチ機関”なる組織の一員、春居筆美として日本に帰国。法で裁けぬ悪党を成敗する、危険な仕事に従事することとなる。一方、北大路(=春居)を陥れた柳原は悪事を重ね、与党の大物代議士になっていた。しかも、北大路の愛する妻と息子をたぶらかし、自らの陣営に引き入れて……!!妻と子のため、日本のため、自らの怨みを晴らすため、柳原を倒す決意を固める北大路(=春居)。だが柳原もまた、自らの罪を知る北大路を亡き者にしようと策を張り巡らせていた。そしてついに、対決の時!!生き残るのは……最後に笑うのは……誰だ!?【全318ページ】
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