私、貧困女子なんです。
“親ガチャ”“格差社会”、生まれ落ちた星で人生は決まってしまうのだろうか。
ろくに仕事もせず家事も娘に押し付けるようなシングルマザーの元で、京田麻里は大学進学を目指していた。見事、志望の薬学部に合格した麻里だったが、国立大学とはいえ、一人暮らしの学生生活は困窮を極めた。奨学金とバイト代だけでは生活もままならない。アパートのガスも止められ、高校生の時にバイトで貯めた貯金も底をついていた。短時間でお金になるバイト…。麻里はフーゾクで働く決心をするのだが、それは奈落の始まりだった。
女性の貧困という社会問題をフィールドワークに取材・執筆を続けているノンフィクションライター中村淳彦の原作をコミック化!
気立ても良くてアタマもいいまじめな少女が、貧しさのなかで不幸になっていく。この世界はけっして美しくなんかない!!
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)