涙色のほほえみ
報われなくても、傷ついてもかまわない。この想いで彼の心が癒せるなら――
母を亡くしたばかりのアビゲイルには、早急にお金が必要だった。看護師として働いていた病院は母の看病のために辞めていたし、少しずつ切り崩していた貯金も、葬儀代で底をついてしまったからだ。そしてオランダでの仕事で会ったのが、ファン・ワイケレン教授だった。外科医の彼は容姿端麗で、聞きほれるほどすてきな声の持ち主だ。ただし、目にも口調にも温かみはなく、彼女を嫌っているようだった。でもどんなにうとまれても、彼に会うと胸はどきどきしてしまう! 教授は昔、誰かに傷つけられて、冷たく気難しい人になったという。彼がまた人を愛せるよう、私が役に立てればいいのに。だから今日も、アビゲイルは涙を隠してほほえみつづけた……。
■恋を知らないヒロインは、クールな外科医のヒーローの態度にとまどいながらも、惹かれる気持ちを止められません。実は彼が次から次へと患者を紹介して、彼女をそばに引き留めようとしているとは思いもせず……! 『咲かない薔薇』『指輪のゆくえ』の関連作。
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ヒーローが不安定過ぎ!お金と地位にモノをいわせてヒロインに尽力しますが、実際に顔をあわせる時にはたいてい冷たい態度…と思えばいきなりキスしてみたり、また冷たくなったり、急に呼び寄せたり追い返したりと、精神的には全くのお子ちゃまです。そしてヒロインもお人好し過ぎっていうか自分の権利をキチンと主張できない=自律できていない未熟さがあって、それでいいのか?やられっぱなしで?って思うような部分がヒーローの心にふれるのでした。とはいえなんだかんだ言ってもベティワールドから逃れられないワタクシです。