ばらとシャンペン【ハーレクイン文庫版】

両親の死後、ずっと自分のことを後回しにしてきたカトリーナに、
あるとき、美人で甘やかされた妹が泣きついてきた。
地元の名士で幼なじみのルシアスにふられたという。
カトリーナは妹のために彼の仕打ちを非難するが、
何かと助けてくれる友人と仲違いするのは本意ではなかった。
密かに落ち込むカトリーナに、何を思ったか妹は、
今度はルシアスを姉に奪われたと吹聴し始めたのだ。
うろたえる彼女に、さらなるルシアスの言動が拍車をかける。
噂を本当にするために、これからきみと交際しよう、と……。

＊本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。ご購入の際は十分ご注意ください。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 5

  姥桜さん

  2022-05-31
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  ヒーローが資産家大金持ちだけど医者ではないというのも珍しいけど、ヒロイン自身がかなりの資産家で仕事でも高収入を得ていて、高価な衣装や帽子を自分の小切手でどんどん買うというのは、私がベティニールズを70冊位読んだ中では初めてです。ヒーローと一緒に買物に行ってヒロインが自分の小切手で払うと言うのはちょっと衝撃的でした。今までの話ではヒーローが、高級品を山ほど買ってあげてヒロインが夢心地だったって感じだったのに。そして良い家同士の幼馴染。2キロ先の相手の豪邸が見えるってのも凄い。ヒーローはちょっと強引なんだけどヒロインが身銭を切るってストーリーに高評価です。コミックだとそこまでな感じじゃなかったけど、原作はベティニールズ史上の異端って感じです。私はとても気に入りました。

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