女相続人ケイシー

“48時間以内に結婚し、最低1年は夫と一緒に暮らすこと”
亡き祖父がケイシーに課した遺産相続の条件――その狙いは、一家の顧問弁護士と彼女を結婚させることだった。だが鼻持ちならない彼を忌み嫌うケイシーは、屋敷を飛び出すと、男性客でごった返す街のバーに飛び込み、声を張り上げた。「夫が必要なの。独身で、最初に立候補した人と結婚するわ」静まり返る店内に、たったひとり名乗りをあげた男がいた。奥の暗闇から現れた美しい顔と世にも冷たい瞳を見た瞬間、危険を感じると同時に、ケイシーは心を奪われた……。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 4

  viviさん

  2011-06-12
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  ヒーローは過去に自分のせいで父親を死なせてしまったことに耐え切れず、苦悩の日々を送っていたところにヒロインと出会います。ヒロインは家庭の事情から便宜結婚を申し込みヒーローと一緒に暮らし始めます。こんな始まり方の2人ですが、いろんな出来事が起こるたびに惹かれあい、お互いの気持ちを隠さずに素直に認めるところはとても素敵です。ヒロインの芯の強さや愛情深さ、ヒーローの優しさや包容力がとても魅力的なお話です。コミックも好きですが、小説の方がヒロイン家族の心境の変化やヒーロー兄弟の絆などが丁寧に描かれていて面白かったです。この作品は３部作になっていて２作目は「炎のメモリー」で三男のお話、３作目は「天使を拾った夜」で長男のお話です。

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  6人

  

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