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【全35巻】完結
風の大陸
滅びつつある大陸。荒涼たる砂漠を旅するひとりの若者がいた。頭巾からのぞくその顔は女とみまごう美貌。人を魅了してやまぬ紫と緑の瞳はどこか遠くを見つめていた。華奢なその身の裡に大いなる力を秘めた青年アウル・トバティーエ。何処へ、何をめざすのか、孤独な旅を続ける彼は、月の光の導きのまま、ひとりの男装の美少女と出会った……。
「月刊ドラゴンマガジン」で絶賛を受けた『風の大陸』。その主人公三人、ティーエ、ラクシ、ボイス、それぞれの秘められた悲しい過去と三人の出会いを描き、壮麗なるロマンの開幕を告げる特別書き下ろし長編、待望の登場。
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関連作品
みんなの感想
風の大陸 第一部 邂逅編
滅びつつある大陸。荒涼たる砂漠を旅するひとりの若者がいた。頭巾からのぞくその顔は女とみまごう美貌。人を魅了してやまぬ紫と緑の瞳はどこか遠くを見つめていた。華奢なその身の裡に大いなる力を秘めた青年アウル・トバティーエ。何処へ、何をめざすのか、孤独な旅を続ける彼は、月の光の導きのまま、ひとりの男装の美少女と出会った……。
「月刊ドラゴンマガジン」で絶賛を受けた『風の大陸』。その主人公三人、ティーエ、ラクシ、ボイス、それぞれの秘められた悲しい過去と三人の出会いを描き、壮麗なるロマンの開幕を告げる特別書き下ろし長編、待望の登場。【全143ページ】
「月刊ドラゴンマガジン」で絶賛を受けた『風の大陸』。その主人公三人、ティーエ、ラクシ、ボイス、それぞれの秘められた悲しい過去と三人の出会いを描き、壮麗なるロマンの開幕を告げる特別書き下ろし長編、待望の登場。【全143ページ】
風の大陸 第二部 精霊の歌
荒涼たる砂漠を旅する、三人の若者がいた―赤銅の少年ラクシ、鉄色の偉丈夫ボイス、そして白晢の美青年ティーエ。不思議な由縁に結ばれ旅を続ける3人のゆくてには、次々に怪異な事件が待ちうけていた。呪いのかけられたオアシスの町、死者のために造られた都、地下に隠れ潜んだ都市―。砂漠に精霊の歌が聞こえる時、テイーエの“世界”を表わす紫と緑の瞳には、何が映しだされるのだろうか?【全157ページ】
風の大陸 第三部 風雲の都市
ティーエ、ラクシ、ボイスの三人は、広大な砂漠を越え、ト・アデルにたどりついた。ラクシの生まれ故郷、かつてのイタール公国であるこの都市で、彼らはみずからの運命に直面する。イタール再興の陰謀にまきこまれ、公女として生き方の選択を抱迫られるラクシ。“世界の相”を持つ者としてアドリエ王国の暦博士グラクルに狙われるティーエ。アドリエ王イルアデルとの宿命に結ばれた出会い―。破滅の予感の中、大陸の命運を賭けた壮麗なるドラマが幕を開ける。【全145ページ】
風の大陸 第四部 宿命の都
大陸で三指に入る版図を有する、北の雄―アドリエ王国。人口10万を越える首都大アドリエ市に、オルボとジッダを加えたティーエたち一行は、歩を進めた。「この都で、私は“運命”と出会うのです」ケイローンの予言にしたがって都を行くティーエの姿を、水晶球の中に映し出す者―伝説の大魔術師ラグルド老。グラウルの師である彼の、遠隔魔術がティーエを襲う。そしてラクシたちに、黒影団の魔の手が忍び寄る。圧倒的な人気に応えて贈る、超ヒットシリーズ第4巻。―琥白色の大陸を、蒼く壮麗なる疾風が吹きぬける…。【全165ページ】
風の大陸 第五部 葛藤の都
アドリエを襲った地震は、大地ばかりでなく、人の世をも揺り動かした。<世界>を追い求めながら、地震に秘められた真実を探るグラウルとその師ラグルド。グラウル追い落しを狙い、策謀をめぐらす宰相バルド。そして、王の最愛の妹、マレシアーナ姫もまた、アドリエ王国の重鎮、ゼルフト元帥と接触していた……。イルアデルの宮廷に暗雲が迫る!一方、オルボら反アドリエ組織も活動の機会をうかがっていた。盟主に望まれたラクシの決断は!? ティーエと“運命”との出会いは?超人気シリーズ第五弾!!【全154ページ】
風の大陸 第六部 双影の宮殿
“世界の相を持つ者に告ぐ。仲間の命が気にかかるならば出頭せよ―アドリエ国王イルアデル”捕らえたラクシを人質に、ティーエを虜にしようとするイルアデル。ティーエもまた、自らの意志でラクシを救出すべく、行動を開始した。実の叔母であるトバ神殿の巫女王、システィリナにティーエは協力を求める。愛しい甥、そして世界の相を有するものとの出会いに、巫女王は歓喜する。だが同時に巫女王は、アドリエに波乱の予兆があること、その中心となるのがティーエであることを予見していた。様々な人々の思いを飲み込みながら、運命の糸車は廻り続ける。華麗なる幻想絵巻、待望の第6弾。【全162ページ】
風の大陸 第七部 祭礼前夜
新イタール公国公女ラクシの身代りとして、ティーエはアドリエ王宮の人質になっていた。ティーエとの心の邂逅を拒み続けるアドリエ王イルアデル。〈魂の双児〉たる自らの“能力”に目覚めないイルアデルを、ティーエはただ静かに見守っていた。だが、兄イルアデルを無きものにしようとする妹姫マレシアーナの策謀が、一人の奴隷の少女アナイナを非業の死に陥れる。それはまた、ティーエにとっても辛く悲しい一夜の始まりであった…。国を上げての祭典“海の大祭”を目前に、アドリエの王宮は波乱の予感に揺れ動く。―超人気シリーズ、待望の第7巻。【全162ページ】
風の大陸 第八部 天命の大地
大陸三大国家のひとつ、北方の覇者アドリエ王国。その首都大アドリエ市は、壮厳なる祭事“海の大祭”に沸いていた。かの国の若き王にして〈魂の双児〉であるイルアデルと共に、ティーエは王宮の祭列の中にあった。式典の最中、群衆で満ちた都市を地震によって引き起こされた大津波が襲う。混乱の中で、ティーエとイルアデルは〈世界の相〉が持つ力に目覚め、そして奇跡を成し得た。ついに真の邂逅を果たし、天命を知りえた二人。だが無常なる運命の神は、残酷なまでに悲しい宿命を、大陸を導くものたちに担わせようとしていた…。哀なる嵐吹き荒れるアドリエ編、堂々の終章。壮麗なる歴史幻想絵巻。空前の人気に応えて贈る第八巻。【全169ページ】
風の大陸 第九部 天命の時
妹姫マレシアーナの策謀により、若きアドリエの王イルアデルは、その短い生涯の幕を下ろした。“大陸を救う”という宿命を、ティーエと共に背負うはずだった〈魂の双児〉イルアデル。自らの半身ともいえる存在の死に、ティーエは心を固く閉ざして眠りについてしまう。ひたすらに“自己の消滅”を望む彼の心に、巫女王と魔術師ラグルドは生命を賭して語りかける―生きよ、愛する者たちのために…と。だがマレシアーナの毒牙は、予期せぬ早さで彼らに迫まっていた。ティーエ、ボイス、ラクシ―3人の新たなる旅立ちを描く太陽帝国編、序章。超ヒットシリーズ、堂々の第九部。【全167ページ】
風の大陸 第十部 太陽の都
大陸で最も古い歴史を持ち、“闇を知らない都”と讃えられるアステ・カイデ。世界の中心とも言うべきこの都に、運命の人ティーエはいた。滅亡の危機に瀕した大陸を救う――自らに課せられたこの宿命をいかに成し遂げるか――この都でその方法を探ろうというのである。生活の糧を得るために占い師稼業を始めたティーエは、しかし、たちまち都の権力者の関心を引いてしまう。客の一人が“ロオヌの秘薬”を使って暗殺を企てていることをティーエは言い当てた。その客というのが、次期皇帝候補とも噂される第三侯バタナルの側近だったのである。そして、この一件をきっかけにティーエは思わぬ事件へと巻き込まれてゆく。紫緑の瞳に新たなる決意を灯して、運命の人ティーエの新たなる旅が始まる。超人気の大河ロマン、堂々第十部の登場。【全165ページ】
風の大陸 第十一部 月神殿
「闇を知らない都市」と世に謳われる華やかな都アステ・カイデにも、ヒタヒタと衰亡の足音が近づいていることをティーエは感じていた。権力の乱れ、邪教崇拝、天変地異。それを象徴するかのように夜空に凶々しく輝くエネリオンの星…。だが、この虚栄の都でティーエは清らかな少女レイトリンと劇的な出会いを果たす。輝くばかりの美貌と高潔な魂を持つレイトリンは、月神殿の巫女王であった。レイトリンの魂にティーエは自分と近いものを感じ、急速にひかれてゆくのだが…。超人気大河ロマン、いよいよ第11部、ティーエの魂の彷徨が始まる。【全169ページ】
風の大陸 第十二部 太陽神殿
巫子王レイトリンとティーエはついに相まみえた。2人が出会った瞬間、小鳥たちは歌をうたい、小動物は跳びはね、木々や草の花がいっせいに花開いた。ティーエの激しい歓びの心に周りが感応したのだ。黄金に輝く清らかな魂を持ち、その姿かたちも花のように美しいレイトリン。彼女に対するティーエの想いは、魂の近い人間に対する親しみだけなのか。それとも…。一方、ラクシも“水の貴公子”と呼ばれる六侯カリスウェンに惹かれていた。カリスウェンの事を思い、彼の一挙手一投足に胸をときめかすラクシ。その様は恋する乙女の姿にほかならなかった。それぞれ別の相手に惹かれるティーエとラクシ、2人の心はこのまま離れてしまうのだろうか。超人気大河ロマン、急展開を告げる第十二部。【全165ページ】
風の大陸 第十三部 風雲
「私は血を流すかもしれない…夥しい血を」そう語るとカリスウェンは床に頽れ、意識を失った。その身体に触れたティーエの中に流れ込んできたイメージは、一面に流された血、そして死臭…。これはカリスウェンが過去に体験したことの記憶なのか。それとも未来に自分が成す事への恐れなのか。平和を愛し、静寂を愛する美貌の貴公子カリスウェンの内に秘めた野望とは何か。そして父皇帝との傷ましい過去の確執とは?謎に満ちたカリスウェンの心が今、明かされる…。【全155ページ】
風の大陸 第十四部 渦
「わたしを…抱いてください」ラクシの口から出た言葉は、相対したカリスウェンよりも、むしろラクシ自身を驚かせた。しかし、言葉と共にラクシのカリスウェンに対する想いも弾けた。もう、あと戻りはできない。ラクシはその身体をカリスウェンの腕の中に投げ出した…。超人気のドラマチック・ファンタジーも、いよいよ第十四部。ラクシの大胆な行動が、今、さまざまな波紋を巻き起こす―。【全160ページ】
風の大陸 第十五部 奔流
「何と美しい肌か…」キリの胸の上でナイフを動かしながらマレブはつぶやいた。瞬間、音もなくひかれた刃にそって鮮血が浮かび上がる。「殺すなら、早く殺せ!!」強がるキリに傷をあたえるたびに、マレブは恍惚の表情を浮かべる。これは、彼にとってほんのささやかな楽しみでしかなかった…。ソグドム教徒によって拉致されたキリを必死に捜索するティーエやボイス。心労から病に倒れるカリスウェン。命を賭した新たなる戦いの幕が、いま開かれようとしていた。【全159ページ】
風の大陸 第十六部 水晶
深遠なる闇が訪れ、霊・精霊が騒ぎはじめる。それは、呪術の支配する時間の訪れなのか!?古い会堂跡、瓦礫の中、対峙する2つの影―魔術士グラウルとソグドム教徒の祭司ガラヌー。「お前の屍はカラスに喰らわす!!」響くガラヌーの叫び声。怨念を含んだ業風が吹き荒れ、瓦礫が舞い上がる。邪と闇の闘いが、いまはじまった…。ソグドム教徒ガラヌーは、グラウルへの私怨から、第六侯カリスウェンの弟キリを誘拐―事件は決戦の時を迎えた。苦闘の中、カリスウェンのうちに眠れる力が、いま大陸の歴史を動かす。大河ファンタジー第十六弾、物語は急転し新たな局面を迎える。【全162ページ】
風の大陸 第十七部 遺産
「帝の位はわたしには用のないものです」カリスウェンは目の前にいる実の父親、太陽帝国皇帝に唾き棄てた。大陸最大の国家、その全てを統べる位を息子に世襲させると、皇帝は轟と述べる。そのためには、自らの命も厭わぬと…。「暗殺も構わぬ、同情はお前に集まり、そして帝位はお前の手中に収まる」しかし、この発言は、太陽帝国を支えてきた十侯制度の根幹を大いに揺るがす。皇宮についに持ち込まれる、“ロオヌの秘薬”。ティーエの呪術にさえ探知できない、怨の籠められた究極の毒薬に命を落とすのは、はたして皇帝なのか!?大河ファンタジー第十七弾。ティーエ、カリスウェンをも巻き込む太陽帝国における激烈な政争がいま幕を開ける。【全166ページ】
風の大陸 第十八部 十侯
「あれは、皇后が、わたしたちに、いや大陸に遺してくれた遺産かもしれない」カリスウェンは、ティーエに静かに語りかけた。晴れやかな表情とともに。曇天の中、しめやかに行われる皇后の大喪儀。人々の、皇后を想うこころが、ひとつにまとまり鮮やかな光の柱となり、天へかけ昇っていく。二人は、その暖かな奔流を見つめていた…。大陸を救う―大業を成すための微かな光明をそこに見いだすティーエ。しかし、その先には自らの命も賭さねばならない、道が待ち受けているのだった…。大河ファンタジー第十八弾。政争と混沌の中、ティーエの心が少しずつ成長し、ひとつの形を描きはじめる。【全182ページ】
風の大陸 第十九部 こころとこころ
「あなたが本当に愛しているのは、わたしだと…」ティーエが呟く。そのあまりにも唐突な告白に、ラクシは激情を抑えきれない。「誰が、おまえなんかっ!」思わず叩きつけた拳は、ティーエの頬を紅に染める。紫と緑の双眸から涙が零れ、ラクシは胸を突き刺す痛みに哭いた。未だカリスウェンを強く思い続けるラクシ。そして巫女王レイトリンに惹かれつつ、自らの心がわからないティーエ。幾つもの思念がもつれ絡み合い、二人の間に軋轢が生じ始める。大河ファンタジー第十九弾。長い道のりを共にしたティーエとラクシは、運命の荒波によって引き裂かれようとしていた。【全171ページ】
風の大陸 第二十部 水面下
太陽神殿大神官着任の要請を受諾するかどうかで、頭を悩ますティーエ。大陸を救うためには、不可避なことなのか? しかし、神官として神殿に入ることは、親しんだ仲間との別離を意味する。大河ファンタジー!【全161ページ】
風の大陸 第二十一部 地の書
ついに大神官に就任することを受諾したティーエ。しかし、仲間との別離を前に、彼は書庫でふさぎ込む。ティーエの胸に訪れる寂寞とした想い――それは、ラクシへのものか。それとも……。大河ファンタジー21弾!【全145ページ】
風の大陸 第二十二部 告発
カリスウェンの荘園に隠された大量の武器。それが、他の侯爵により発見される。争乱の火種となる武器を備蓄していたことが、彼の立場を急速に悪化させる。裁判が開始され、窮地に追い込まれる水の貴公子の運命は!?【全154ページ】
風の大陸 第二十三部 有罪か無罪か
十侯によるカリスウェン弾劾裁判もいよいよ大詰め。崩壊する大陸の未来を左右するその判決が言い渡される……。太陽帝国編もいよいよクライマックスへ。超大河ファンタジー流転の第二十三弾!【全154ページ】
風の大陸 第二十四部 白光
裁判に判決が下った。太陽帝国への謀反を企てたとしてカリスウェンの火刑が決まる。死刑への期日が迫る中、グラウル、ティーエたちは裏側で救助の策を求めるが。一方、皇帝は軍隊を動かし、息子を救おうとする……。【全161ページ】
風の大陸 第二十五部 大祭司
争乱も一時の決着を迎え、太陽帝国にも平安が訪れる。カリスウェンが太陽神殿の大祭司に任官することで、すべてが丸くおさまる。そして、それは同時にティーエたちの旅立ちの時をも意味していた……。【全161ページ】
風の大陸 第二十六部 聖都
ついにボイス、ラクシ、そしてティーエ一行は、ローダビアの地を踏む。ティーエは生け贄としてささげられるドラスウェルクの身を案じつつ、世界を救う方法を求める。大地の崩壊は近づいていた――。【全155ページ】
風の大陸 第二十七部 地流
大陸に迫りつつある災厄を避けるためには、地脈を司ることが不可欠と考えたティーエは、そのための鍵がピラミッドにあると考える。ひたひたと忍び寄る危機にラクシのティーエへの思いは揺れ動いていく……。【全154ページ】
風の大陸 外伝1 レキサントラの自由戦士
砂漠を旅する3人の若者―ティーエ、ラクシ、ボイスは、ひとりの女戦士が行き倒れになっているのに出会った。まだ息がある。女戦士を背負って歩きだしたボイスは、4年前に同じように背に負った、もうひとりの女戦士のことを思い出していた。―下町の安酒場で乱闘が起きていた。娘子軍兵士と酔った傭兵たちのケンカだ。双方が剣を抜くのを見て止めに入ったボイスは、ひとりの傭兵を突き刺しかけた女戦士の剣を叩き折った。それがボイスと美しき女戦士マンレイドとの出会いであった―。若き自由戦士の恋と冒険を描く待望の書き下ろし長編。【全144ページ】
風の大陸 外伝2 レキサントラの女戦士
自由戦士ボイスはマンレイドらレキサントラの女戦士たちとともに、旅の途次にあった。カルパシアの姫君ミュティレイナとその許婚者スリティスを、カルパシアまで無事に送りとどけるのが彼らの任務だった。 姫の奪取を狙うバンセルム側の襲撃は、しだいに激しさを増しながら、昼夜の別なくつづく。 危のなか、ボイスとマンレイド、スリティスとミュティレイナ、二組の男女は互いの魂を確かめあっていく……。だが――。旅の果てには、哀しくも意外な結末が待っていた! 若き日のボイスの恋と冒険を描く渾身の長編書き下ろし、待望の完結編!!【全162ページ】
風の大陸 外伝3 虹の時間
ティーエは山を下りた。人間の世界に戻るために…。最初の目的地はハイセレの村。ケントウリ族を神と崇める素朴な人々の住む山里だ。だが、初めて出会った人々の思念は、ティーエをとまどわせ、恐怖させた。ティーエは逃げだし、森に隠れた。その夜、山は嵐に包まれた。そのころ…。イルアデルは決断を迫られていた。グラウルは囁く、あなたが生き残り、王位に就くには、他に途はないのだ、と―。父王暗殺。イルアデルの心は嵐の中の木木の梢のように揺れた。だが…。ティーエ、ラクシ、ボイス、そしてイルアデル。若者たちが出会い、その運命を絡み合わせる以前、それぞれの道を歩みはじめたばかりの頃を描く、ファン待望の書き下ろし短編集。【全151ページ】
風の大陸 月光にさまようもの
ティ−エ・ボイス・ラクシがまだ三人で旅を続けていた時。砂漠を越えて、ある遺跡へとたどり着いた三人は、ある不思議な女性と出会うことに。それは、闇の扉へ続く奇妙な冒険の始まりだった。待望の書き下ろし!【全160ページ】
風の大陸 氷の島1 黄金の夜叉
氷の島。それは、大陸の北東部に位置する辺境の大地。外洋交易の中継点である港町に、気品に満ちた一人の異邦人が降り立った。コルフィ・ターク―。アドリエ王国の元将校である若者は、母国で傷ついた心を癒すため、あてどない旅路の途にあったのだ。そんな彼の視野に飛び込んで来たのは、不思議な少女ティラと、彼女を通行人に売り飛ばそうとしていた美麗な青年アスリィだった…。氷の島を舞台に繰り広げられる、呪術と戦いに彩られた奇妙な冒険。新たな「風の大陸」世界を開く、ファン待望の新シリーズ。もう一つの旅が始まった―。【全151ページ】
風の大陸 氷の島2 災厄神(ギグラバ)の子
大陸と、東の大陸の間に位置する辺境の地―氷の島。アドリエ王国の元将校ターク、不思議な少女ティラ、そして残虐さと優しさの二面の顔を持った美麗な青年アスリィ。奇妙な縁に導かれ旅を続ける三人に〈狼憑き〉のクルデルを加えた一行は、ティラの父親が住むというバルトラの街へ向かっていた。だが、彼らの行く手を阻む謎の傭兵、霊たち…。刺客たちの影には、氷の島固有の凶つ神―災厄神ギクラバにまつわる、恐るべき陰謀が隠されていた。古の大地を駆け抜ける、優しく猛き風たちの新たなる旅路―待望のシリーズ第2弾、今ここに…。【全144ページ】
風の大陸 氷の島3 雨の魔女
国すらも滅ぼすといわれる、災厄の星のもとに生まれた少女ティラ。彼女は天鬼といわれる呪いを背負っていた。生け贄の儀式に捧げられる彼女を救おうと、金髪の美剣士アスリィは仲間とともに最北の地サジスカーナへと急ぐ。かつて刃を向けたある女に会うために……。ティラの呪いを解くことができるのは、その女だけ――名はラヌーサといった。吹雪を呼ぶ強大な魔力と永遠の命を持つ呪い師。人は畏怖の念をこめ彼女を「雨の魔女」と呼んだ。血飛沫と霊が乱れ飛ぶ闘いの果てにアスリィたちはいかなる未来を?むのか!?大陸の北東、氷の島を舞台に繰り広げられる冒険譚、いよいよクライマックス!【全142ページ】
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