西郷隆盛

大政奉還後、明治三年の日本、鹿児島。元官軍総大将の西郷吉之助こと隆盛は、故郷で畑仕事に精を出していた。そこへ弟の従道が訪ねてくる。従道は、隆盛が東京を離れたあとの新政府の堕落ぶりを嘆き、隆盛に東京へ戻って力を貸してくれと懇願するのだった。隆盛は日本のために、再度立ち上がる決心をする。隆盛が戻ると、まずはじめの難題は廃藩置県。さらには政府と天皇を護るための近衛隊の創設だった。なかなか日本各地のかつての大名・藩主たちの理解を得られぬ中、隆盛は理想を追って奮闘するも…。明治の大偉人、西郷隆盛の後半生を真摯に描く。

（※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています）

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• 5

  チップさん

  2020-03-05
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  幕末の動乱期に大政奉還、戊辰の戦を経て国家の最高機関の新政府が発足しても贅沢な暮らしをして、藩が消え失職した士族（武士）民、農民、商人を含む国民の貧窮した生活、暮らしよりも西洋列強に肩を並べる事しか考えてない。政府の屋台骨が、しっかり機能してれば国民不満も士族の反乱もなく、西郷は誰よりも国民の幸せを考えてた様子が読んで把握できた。

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