神官は王を惑わせる【特別版】
神官と王のファンタジック・ラブロマン
冴紗と羅剛の物語、再び
累計26万部※突破の人気シリーズ
※紙書籍、電子書籍の編集部推定累計
侈才邏(いざいら)国の若き王・羅剛(らごう)と神官の最高位「聖虹使」を務める妃の冴紗(さしゃ)。極寒の季節のある日、聖虹使の行幸を願う使者が訪れる。命を賭してやってきたと思しき姿を哀れむ冴紗を撥ねつけることなどできない羅剛は、飛竜を駆り、未踏の地・花爛(からん)帝国へ赴くことに。しかし到着した二人を待ち受けていたのは、凍てつく大地と想像を絶する帝国の実態で――。
紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版!
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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久々の新刊です。羅剛さま、相変わらず怒りの沸点が低いお方ですが、帝国を名乗る国とその愚皇帝の引き起こした事件を舞台に、人の持つどうしようもない心の弱さと、王の器と心を両方お持ちであることが、民の心に感動し、寄り添う様子にしっかり書き込まれていました。冴紗も少しづつ自分の心を言葉に出来るようになってきましたね。今回は二人の心の成長が肝のお話でした。