騙され裏切られ処刑された私が……誰を信じられるというのでしょう？（コミック）

あえて描かないっていう選択があったのか、と思わせる作品でした。完結まで読んで、最初はえっ！ここで終わりなの？と困惑しました。死に戻りもの、転生ものにつきものの"仕返し"いわゆるザマァはありません。それを期待して読む方にはオススメしません。でも、物語の焦点を''後悔"と"再生"という視点でみると、これはこれで良かったのだと腑に落ちます。そう思わせてくれるのは主人公のシエルの芯の強さが全くぶれない事、そして彼女を虐げていた周りの人、家族の後悔と今世ではシエルを守りたいという姿勢が強く描かれていた事です。特に彼女の父親は前回の事実を知って深く苦悩し、決意します。その姿勢はザマァよりも強く心に残ります。皇太子もニセ聖女に操られていた時でさえも、彼女の処刑ね瞬間、洗脳が解けたかのように叫びます。今世では、ニセ聖女はまだ現れておらず、問題は解決しないまま読み手に委ねられます。でも、シエルと皇太子、家族の心持ちを察すると前回のようにはならないという希望がみえてきます。旅の同行者の親子も最初はこの二人いるかぁ？と存在を危ぶんでいましたが、今世での希望への導き手としての役割を果たしていたのだと思います。しかし、こんなにニセ聖女の存在感のないお話は初めてでした。だからこそひと味違う死に戻りものになったと思います。ラスト…終わり方が気に食わない、ちょっと思っていたのと違うと感じる方もいらっしゃるでしょう。でもあえてザマァを描かない、他とは違う結末は私はシエルと皇太子、彼女をとりまく世界が読み手次第で膨らみ、広がっていくのではと思いました。私にとっては満足のいくお話でした。

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完結と知り、どう決着するのか心配とワクワクで読ませていただきました。えーっ、これで完結なのぉ〜？！未完の完結という感じですが・・・・。主人公と殿下が苦難を乗り越えて希望に満ちた2人の姿が見たかったです。ざ、ざ、残念(T_T)。

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どうなっていくのか、続きが気になります。追ってに捕まらずに幸せになってもらいたい

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ドキドキな展開に冷静に判断する主人公。先の展開が気になります。

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今後のストーリーが楽しみ！早く新刊が読みたいです！

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