現在9話
シングルマザーたち 分冊版
わたしの彼には恋人がいる。
結婚なんて望んでない。だって、わたしには別れた夫との子供が3人いるから。
メイク・ラブの途中の彼のケータイの着信にも、率先して出るように言う。
だって、彼女だったら出ないと不安がらせてしまうもの。
わたしは子供が一番大切だし、彼とはこのままの関係でかまわない。そう思っていたはずだった。
そんな時、彼がわたしを実家につれていくつもりと知って、思わずわたしはしまいこんだ自分の本音に…。
大切なものはなに?幸せの入り口はどこに?
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
関連作品
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みんなの感想
シングルマザーたち分冊版4 養母のこころ〜セカンドマザー〜
彼との結婚に影をおとすのは、わたしの養母の存在だった。
養母が施設から孤児のわたしを引き取ってくれたのは、わたしが中学生の時。
スナック経営のシングルマザーだった養母。
店に出され、客のお酒の相手をさせられ、嫌な気持ちを抱えながら大人になるまで、と我慢した。
「お養母さんにとって、わたしの存在って何なんだろう」
独り立ちして、ずっと蓋をしてきた養母との関わりだった。
彼に促されて、重い足取りで結婚の報告に。5年ぶりに養母を訪ねた時…。
わたしの幸せは音を当てて崩れていくのだった…。
養子縁組をした母娘が抱える複雑な想いを紐解く珠玉の短編。【全37ページ】
養母が施設から孤児のわたしを引き取ってくれたのは、わたしが中学生の時。
スナック経営のシングルマザーだった養母。
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「お養母さんにとって、わたしの存在って何なんだろう」
独り立ちして、ずっと蓋をしてきた養母との関わりだった。
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シングルマザーたち分冊版5 あたらしい朝〜わたしが何をしたというの!〜
カリスマ美容師として成功している美子。
仕事も家庭も、すべてがうまくいっていると疑わなかった。
だって、わたしは努力した。
成功した今も、決して自惚れることなく努力している。
スタッフへの細やかな気遣い。
娘の世話を引き受ける夫が卑屈にならないよう、ちゃんと夫をたててねぎらい。
娘の髪をカットしながら、母子のコミュニケーションの時間だってつくる。
ところが、ある日スタッフがわたしに不満を漏らしてるのを聞いてしまい…。
人を思いやることの意味を見つめ直す美子が目覚めた“あたらしい朝”とは。【全35ページ】
仕事も家庭も、すべてがうまくいっていると疑わなかった。
だって、わたしは努力した。
成功した今も、決して自惚れることなく努力している。
スタッフへの細やかな気遣い。
娘の世話を引き受ける夫が卑屈にならないよう、ちゃんと夫をたててねぎらい。
娘の髪をカットしながら、母子のコミュニケーションの時間だってつくる。
ところが、ある日スタッフがわたしに不満を漏らしてるのを聞いてしまい…。
人を思いやることの意味を見つめ直す美子が目覚めた“あたらしい朝”とは。【全35ページ】
シングルマザーたち分冊版6 嘘を脱ぐとき〜この子を幸せにするものは〜
「夫の子供じゃないんです」
わたしの言葉に「信じられない」とベビーシッターは驚いた。
そのはずです。
誰の目にも、夫と姑は血のつながった赤ちゃんのように可愛がってくれていたから。
不倫相手の子供を身ごもったわたしと
式当日に花嫁に逃げられた夫。
互いの傷をなめあうように関係を持ち、式をあげることもなく一緒になった。
そんな偽りの結婚から始まった関係でも幸せだと思っていたけど…
我が子の幸せを一番に考えているすべてのママに贈る、幸福のあり方のメッセージです。【全37ページ】
わたしの言葉に「信じられない」とベビーシッターは驚いた。
そのはずです。
誰の目にも、夫と姑は血のつながった赤ちゃんのように可愛がってくれていたから。
不倫相手の子供を身ごもったわたしと
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互いの傷をなめあうように関係を持ち、式をあげることもなく一緒になった。
そんな偽りの結婚から始まった関係でも幸せだと思っていたけど…
我が子の幸せを一番に考えているすべてのママに贈る、幸福のあり方のメッセージです。【全37ページ】
シングルマザーたち分冊版7 見えないお母さん
ライター所持で警察に保護された小6の娘を迎えに駆けつける直子。まさか放火を!?普通の母親にありがちな“うちの子に限って”がないことに感心する娘の担任教師。しかし、直子は「ふつうの母親ではない」と言われたことに過敏に反応するのだった。
シングルマザーであるということ以外に、直子は母親として大きなコンプレックスを抱えて生きてきた。それは‥。修学旅行を前に初潮のない娘を案じてとった直子のある行動。それが、娘との亀裂の引き金となってしまう。【全36ページ】
シングルマザーであるということ以外に、直子は母親として大きなコンプレックスを抱えて生きてきた。それは‥。修学旅行を前に初潮のない娘を案じてとった直子のある行動。それが、娘との亀裂の引き金となってしまう。【全36ページ】
シングルマザーたち分冊版8 お母さんの贈り物
「あなたもいずれわかる。わたしのお母さんには辟易するわよ。」実母に冷たいことを夫に指摘され、ゆう子は言い放った。
子供時代、デパートで迷子になるのは母の方、参観日にハラハラするのは自分の方、そんな母がずっと恥ずかしく嫌だった。生まれたばかりのゆう子の赤ちゃんに会いに来る今も、母が疎ましくてしかたがない。
ある日、勝手に赤ちゃんを連れ出してしまう母。母を責めるゆう子に夫は、母のことで気づいた“ある事柄”を口にするのだった。【全36ページ】
子供時代、デパートで迷子になるのは母の方、参観日にハラハラするのは自分の方、そんな母がずっと恥ずかしく嫌だった。生まれたばかりのゆう子の赤ちゃんに会いに来る今も、母が疎ましくてしかたがない。
ある日、勝手に赤ちゃんを連れ出してしまう母。母を責めるゆう子に夫は、母のことで気づいた“ある事柄”を口にするのだった。【全36ページ】
シングルマザーたち分冊版9 本当の記念日
「ああいう女が、不幸なシングルマザーをつくるんだ」夫の前の奥さんが私に放ったという言葉。
夫の娘が結婚を控え、なにかと家に出入りするたび、夫は娘へ細部にわたり気遣い、それが杏子にとっては不愉快だった。寝室は杏子と一緒じゃないように装い、娘が杏子にいやがらせをしても、庇うどころか、自分たちのこの暮らしは人を傷つけて手に入れた幸せなんだ、と、杏子に言い聞かせるように繰り返す毎日だった。
そんな夫にうんざりし始めていたある日、娘の突然の杏子への好意。娘がやっと認めてくれた、と素直に喜ぶ夫だったが‥。【全30ページ】
夫の娘が結婚を控え、なにかと家に出入りするたび、夫は娘へ細部にわたり気遣い、それが杏子にとっては不愉快だった。寝室は杏子と一緒じゃないように装い、娘が杏子にいやがらせをしても、庇うどころか、自分たちのこの暮らしは人を傷つけて手に入れた幸せなんだ、と、杏子に言い聞かせるように繰り返す毎日だった。
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