あの夜の秘密 親愛なる者へ I

ケイレブが十二年ぶりに帰ってくる――シーラは動揺していた。大リーガーとして活躍していた彼は、不慮の事故で選手生命を絶たれ、故郷に戻ってくることになったのだ。十二年前、シーラはずっと憧れていたケイレブと、情熱的な一夜をともにした。だが、野球選手として奨学金で大学に行くことが決まっていた彼は、町を出ていき、その後もシーラになんの連絡もよこさなかった。たまに帰郷しても、連れてきた恋人に夢中で、シーラのことなど気づきもしなかった。華やかな生活を送っていた彼が、今さら私に目をとめるはずがない。あの十二年前の夜に生まれた大切な秘密に気づかれないためにも、彼には絶対近づかないでいよう……シーラは固く誓った。
■実力派作家B．バートンの三部作「親愛なる者へ」。思ってもいなかった女性が自分の子供を宿していた。……そんなビショップ三兄弟が真実の愛を見つけるお話です。この三部作は’98年10月刊行の「スキャンダルはおまかせ」のスピンオフにもあたります。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

関連作品

あの夜の秘密【ハーレクイン文庫版】

あの夜の秘密 親愛なる者へ I

もっと見る

レビューPICK UP

非表示にする 表示する

Renta!で購入済みのレビューのみ表示

この作品にRenta!で購入済みのレビューはありません。

新着順 評価順 参考になった順

元に戻す

レビューを書く