プリンセスの愁い

テレーザは心と体の痛みに耐えていた――皇太子妃として。王位継承者に嫁いだ以上、愛よりも義務が優先する。それは充分承知しているものの、やはり夫には愛されたい。おまけに子宮内膜症を発症した今、襲いくる痛みとともに、王家の跡継ぎを産めない可能性もが彼女を苦しめた。もう身を引くしかない、とまで思いつめている。夫のプリンス・クラウディオには内緒にしているため、最近ふたりの気持ちは、何かとすれちがう。体の痛みから愛の行為に消極的な妻テレーザに対して、愛人ができたのでは、とクラウディオが疑いを持つほどに！

★架空の国のプリンスをめぐって繰り広げられるロマンチックな三部作〈三つのティアラ〉もいよいよ最終話です。今月のヒーローは長兄。王位継承者だけあって彼の苦悩は深く……。★

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 3

  アキさん

  2020-12-11
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  結婚の契約条件に‘愛’がなく、ヒーローの態度からも愛を感じられなかった中での病気発覚のヒロイン。ヒーローにようやく話せた言葉が‘離婚…’ヒロインから離婚を切り出されて浮気を疑い『結婚に飽きた』と言ってしまったヒーロー。その言葉にとても傷ついて、子宮内膜症のことを伝えられるまでが前半。後半はようやく病状を分かち合えてヒーローが愛情表現できるよう頑張りました。最後は子供も授かりハッピーエンド。でも、体外受精で三つ子って…母体にも子供にも負担が大きすぎでは？双子ではダメだったのかな。

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• 3

  サマーズさん

  2018-07-31
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  2人とも頑固で言葉が足りない。読んでいてもどかしいを通り越してイライラする。気持ちを伝えるのが苦手とは言っても本当に思い合っているのか疑いたくなるような不自然な行き違いだと思う。それでも脇に魅力ある人たちが控えていたから星３つ

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