【全3話】完結
おしらの鈴の音
「ぬすくれめ――バチが当たるぞ」
妊娠をきっかけに、東北にある夫の実家に移住することになった咲は、別人のようにふるまう夫や、見知らぬ文化に不安を覚えながらも、懸命に馴染もうと努力していた。もう子どもなどいないその家で、“住み込みで子守りをしている”という、盲目の老婆・サダ。彼女が大切に扱っていた人形を拾ったところから、事態は急転する――。
<オシラサマは、神棚や床の間に祀ること。大切にすればその家を守り―――粗末に扱えば、家が傾く>。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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みんなの感想
おしらの鈴の音(1)
「ぬすくれめ――バチが当たるぞ」妊娠をきっかけに、東北にある夫の実家に移住することになった咲は、別人のようにふるまう夫や、見知らぬ文化に不安を覚えながらも、懸命に馴染もうと努力していた。もう子どもなどいないその家で、“住み込みで子守りをしている”という、盲目の老婆・サダ。彼女が大切に扱っていた人形を拾ったところから、事態は急転する――。<オシラサマは、神棚や床の間に祀ること。大切にすればその家を守り―――粗末に扱えば、家が傾く>。【全27ページ】
おしらの鈴の音(3)
はりついて離れない黒い影、身内に訪れる災難――これは人形の祟りなのか、それとも自らのもたらす災いなのか――…? ひとり訪れた納屋で、咲は“オシラサマ”の正体にたどり着く。【全27ページ】