男おいらん初物なぶり
明治時代の遊郭・上島花楼で若衆として働く桜牙は男娼となる年齢になった。しかし遊郭の主である佳樹は、桜牙を預かる際に桜牙の育ての兄である薫から黄金の入った玉手箱を受け取っているため店には出なくていいと言う。
だが桜牙は「役立たず」「おぼこ」という佳樹の言葉への反発と、周囲の花魁の苦しみを自分も共有したいという思いから男娼となることを決意する。
乱れる襦袢、解かれる帯、肥後芋茎、荒縄男根……とろけ流れる栗の花の蜜汁と匂い……浅葱と桜牙に様々な男達が絡まり……切ない恋のドラマが始まる!!
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)