娘を妊娠させたのは誰ですか？

ニュース記事で引用されていたので興味を持ち購入。いつの時代も「不意の妊娠」というの妊娠した側には良くはないドラマですが、作品の中の最近の若年層の親世代の対応が新鮮でした。自分は昭和生まれ平成育ちなので「不意の妊娠」などしようものなら、相手云々ではなく自分が罵られただろうと簡単に想像出来ます。主人公の娘が妊娠するので親目線です(もしかしたら主人公は娘かもですが)。娘は被害者なので怒っているのですが、理想的な対応を心がけていて一読の価値があると思います。コトが妊娠となると女性側が戦うのは分かっているのですが、この作品のオチは「胸くそ悪い」の一言です。誠実な彼氏の父親の誠実な対応もとても胸に残りました。テーマは古くてもいまだなくならないこの問題。ポイントの分は読み甲斐があります。

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最近、コウノトリのゆりかご、いわゆる「赤ちゃんポスト」を始めた病院がニュースになっていました。事情はあるでしょうが、セックスをすれば、妊娠するかもしれない。妊娠するのは女性。妊娠中、子どもを育てるのも女性。出産するのも女性。このコミックは、妊娠した経緯はさらっと描かれていますが、リアルにあり得ることだと感じます。娘さんが決断をするまで、お母さんやお父さんが葛藤しながらも優しく見守り、話しあう過程が丁寧に描かれています。お母さんが出産は奇跡だと言っています。本当にそうだと思います。赤ちゃんには、生きるために生まれていてほしい。だから、娘や息子に読んでほしいです。

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