残念な情熱【イラストあり】
黒橡流家元の息子でありながら箏を捨て就職した葵竜を、連れ戻しに来たのは大好きだった従叔父の太獅……
皮肉にも彼こそ葵竜が家を出た「理由」だった。
幼い頃は優しかった太獅がある時から冷たくなったのは、葵竜に家元の座を奪われたくないからだと気づき、逃げ出したのだ。
葵竜は演奏会に出るよう命じられ、相変わらず冷ややかな太獅の監視の下で稽古を始めるが、
ある夜、誰かに躯を弄られる生々しい夢を見てしまい……。
雨澄ノカ先生の口絵・挿絵収録。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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