【全5巻】完結
いたいけな瞳〔文庫〕
アブラゼミの鳴き声、進まない宿題、お父さんの本棚とお母さんの赤い口紅、そして路地に潜む怪しい人影…。夏休みを過ごす少女たちの倦怠と混沌を描く「幼女誘拐」ほか、珠玉の短編からなる吉野朔実の世界。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
レビューPICK UP
みんなの感想
いたいけな瞳〔文庫〕 1
アブラゼミの鳴き声、進まない宿題、お父さんの本棚とお母さんの赤い口紅、そして路地に潜む怪しい人影…。夏休みを過ごす少女たちの倦怠と混沌を描く「幼女誘拐」ほか、珠玉の短編からなる吉野朔実の世界。【全339ページ】
いたいけな瞳〔文庫〕 2
中学三年の春、空(あける)の父は再婚した。義妹となった橡子(しょうこ)は、その美貌と、けっして制服を着ないという点で際立った少女であった…「橡(つるばみ)」ほか稀代のストーリーテラーが贈る極上短編集。【全326ページ】
いたいけな瞳〔文庫〕 3
冬の朝、いつものように出かけたきり帰らなかった父。それから、踏切で父を待つことが幼い栗太の日課となった…「犬」。など、清冽な世界を美しい筆致で描いた傑作短編7本を収録。【全329ページ】
いたいけな瞳〔文庫〕 4
注文に応じて家族を貸し出す商売「レンタル家族」。ある日、悲しい企みを持った老夫婦のもとへ派遣された“夫婦”と二人の“子供”は…。巻末に著者と人形師・辻村寿三郎氏の特別対談を収録。【全320ページ】
いたいけな瞳〔文庫〕 5
教師・妙子は不幸の影が漂う女だった。彼女の生徒・笹子(ささご)は、妙子に近づき穏やかな時間をもたらす。だが、彼は大きな秘密を抱えていた…「潤む炎」ほか。吉野朔実の魅力の粋を集めた物語の最終巻。【全277ページ】
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