みんないいこだよ？

☆4.5 初コミックスの完成度が高いと却って次に手が伸びないことがある。作者もそのお一人で『はるのうららの』以降読めてなかった。OPERAとgateauじゃ傾向も違うし…とか懸念もあったけど、｢はるの…｣を久々に読んだらまたしても抉られ、やっぱり次を読もうと決意。あゝ杞憂でよかった。しかも初出はOPERA。出版事情は不明ですが、勿論作家性は揺らぐことなく2作品とも機微の嵐でした。2作目の読後、中島みゆきの｢糸｣が浮かんだからか、表題の描き下ろしは電線が印象的に映りました。ここに収束するのかぁ。ヒリヒリした想いのすべてが浮かばれる糸の帰結は｢仕合わせ｣と呼ぶものです。

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お話としては2つ入ってます。どちらもハッキリした終わり方ではなくて、今後を連想させるようなふんわりとした終わり方なので好みは分かれるかもしれません。ゆっくりゆっくり、「いつか」隣にいるのが当たり前に、進んでいくといいなぁと思うラストでした。

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評価をあげに来ました空気感が好きです青春時代どこか感じていた気だるげな雰囲気というか。 どうにもならないことで苦しかったこと思い出す感じのアレです

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この作者さん切ないけど優し気持ちになれる作品を描かれるのでとても好きです。２カップル？男女を入れると３カップルのお話があります。ハッピーエンドですがどちらもまだまだ先の関係を見届けたいなぁという終わり方でした。

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3人の大学生のちょっと変わった恋のお話です。始め三角関係のお話かと思っていましたがもっと複雑に絡まり合った独特の物語で、お話の構成、見せ方が非常に素晴らしい作家さんだと感じました。ほんとうにみんないい子。なのにどんどんすれ違ってしまう。始めは嫌いだった遠山のお話が実は一番切なかったです。ストーリー重視の方、とても良い作品なので、出来ればネタバレなしで読んで欲しい。エロはほぼありませんが、読んだ後、何か満たされたような気持ちになる不思議な作品でした。この作家さんの他の作品も読んでみたいです。

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