異世界あかでみあ 〜転生して先生になったのに、最強異種っ子に振り回されてるんだが〜

異種族を想定してはいますが、小学校低学年位だと現実的にもこれ位びっくりする子ども達は普通にいますよ。その意味では異世界ものとかよりは「急に学校の先生やることになった」という面を重視して読んだ方が良い。そして、やや不自然な点として、子どもを「ガキ」といいあまりよく思っていない人は自分のやりたいことがどこかで叶えられないと、子どもの笑顔が活力源みたいな形には(クビがかかっていても)なりません。子どもにも好かれません。ただ、そうした不釣り合いな点を抜きにすると、確かにサクッと読める作品ではあるし、「本当は子どもが好きだった、接する機会が無かっただけ」という風に捉えると、確かにこんな風になると思います。ニートNGで仕方なく教師になるとか、少し前だと確かに有り得たお話。ただ、学園ものとは言ってもがっつり「小学校低学年」位をイメージして読まないと、テストの結果は気にするがお遊戯会とか、子ども達の中でも中高生などを想定してしまうと物凄く幼く見えてしまうので、子ども達については人間で言う6-7歳くらいをイメージして読んだ方が良い。割と綺麗な所で終わっているので、その点は高評価。これ下手に続けるとグダグダ感が出かねなかったが、そこはちゃんと抑えている。

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