世界のすべてを君にあげるよ

作者買いです。砂原先生もあとがきで書いていらっしゃいましたが、いつもよりラブシーン増量でそれがまたエッチでお色気に溢れていました。そう意味でも読んで後悔のない一冊です。一見、冷静沈着大人の男の魅力たっぷりの深山氏のデレぶりがソソリました！年下攻めが好きな人にはよりたまらないと思います。承転、転、転、最後にやっと結、みたいな感じで途中かなりハラハラさせられ、良質のミステリーを読んでいる心持ちにもなりました。こんな事されたら私だったら絶対立ち直れないっ、ダメっ、などと心の中で叫びつつ、思いっきりハラハラさせられました。駆け落ち中という不安定な立場、好きなのそれでけではなんで上手くいかないの？というじれったさ。よかったです。その時の激情だけではなくて真面目にお互いの人生を考え始めた二人の姿は出来すぎかもしれないけれど心を打ちました。欲を言わせていただければ本編で物語が現在（未来？）へジャンプする際がちょっぴり急すぎて、頭がついていくのにちょっと戸惑いました。でもその後の（時間軸的には途中）”世界のつづきを君におくるよ”を読むとしっかりと納得が行きました。ラブラブ＆エロだけではなく（それもあるけれど、笑）人の一生というの長い時間の一部が丁寧に描かれた良作だと思いました。

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駆け落ち。年上の看護士、深山より7つ年下、病院の御曹司医大生の洸生。すでに恋人同士の2人の話で、ラブラブ幸せのはずなのに、物語の中には不穏な空気が常に流れている。深山の気持ち、痛いほどわかります。自分は大人で、相手は未来ある医大生。愛しているし、離れたくないけど、このまま愛してる相手を縛って良いのか？ただでさえ男同士…葛藤の毎日だと思います。幸せなだけに。せつない。最後、男を見せた洸生。手紙のしーんでは泣きました。

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この作家さんにしてはエロい場面が多くてちょっとびっくり。それにしても受けがもう後ろ向きで、これでもかという位悲観的。まだ学生で可能性もいっぱいある攻めに対して自分はもう国家資格持っていてどこでも働けるし、年齢も七歳上だし、家族もいない。罪悪感や失う恐怖心、責任などいろいろあって逃げ出した受けが攻めの手紙を読むシーンはちょっとジ〜ンと来ました。２１歳なのに立派なスパダリでした。

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後半、泣きまくりました。手紙…やられたーー。涙腺崩壊です。星が1つ足りないのはまだまだ続きが読みたかったから。笑最後の最後で自分の弱さを泣きながら吐き出せた 主人公に あーよかったなぁ…よかったねぇ…って 激しく安堵しました。

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切なくてちょっと泣きそうになった。でも最初はあんまり気持ちがのらなくて、途中で読むのやめたりしてた。なぜ時間を何度も前後さて書いてるのかあまり分からなかった。あとエッチシーンが長いんだけど、あまり気がのらなくてとばしよみしてた。その後の2人がもう少しあると良かったな。

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