よみがえる情熱

著者ダイアナ・パーマー
翻訳松井英子

ジャンル：ハーレクイン小説
長さ：176ページ
3.3 （6人） 6

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作品詳細

テキサス州ヴィクトリアは、アマンダが愛してやまない故郷だ。久しぶりにその小さな町に降り立ち、彼女は過去に思いを馳せた。上流階級の令嬢として何不自由なく育った幸せな少女時代。隣家に住むジェイスに手ひどく振られた16歳の誕生日……。その後、一家は悪質な詐欺に遭い、すべてを失ったのだった。町を去る日のジェイスの冷酷な仕打ちを思うと、今も胸が痛む。いつか私が彼の呪縛から逃れられる日はくるのだろうか？　沈んだ気分で顔を上げると、銀色に光る瞳が彼女を凝視していた。ジェイス！　アマンダは凍りつき、なすすべもなく彼を見返した。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

4 3 神楽母親同士が親友で、家族ぐるみの付き合いのあった二家族の、共に父親を亡くした後に劇的に経済的に社会的にも立場の変わった中で、幼い恋を抱きしめていたヒロインと、亡き父の〈裏切り〉に気付き、裏切られたショックと苦しみと怒りを直後に亡くなった父親へぶつける様に仕事に励み会社と牧場の両方に栄華をもたらしたヒーローの、ヒロインに惹かれる気持ちと嫉妬、秘密と怒りの物語です;^_^A 主役二人の言葉足らずの部分はありますが、言葉足らずの男性が亡父やら夫を含め仕事先でも多かった私としては、さもありなん的な感じでしたけど、HQでは肝心な事を言わない癖にホノメカシもしないのは珍しい方かもしれないと思いました;^_^A それと、ヒロイン母に対して、許すことは出来ないけれど一応は理解は出来る的な感じを突き付けてもう一泣きさせて謝らせたかったかも…(ｰｰ;) それにしても、勘違いさせる様な言動しておいて、ヒロインを男にダラシない女だと怒り、嫉妬しまくって、挙句に自分の色仕掛けに反応するヒロインに尻軽かのような物言いに呆れてしまいますが、父親のことを忘れて、それでも求めずにはいられない部分をもう少し描いて、父親亡き後に苦労した割りには幼いヒロインのグダグダが、もう少し大人の女性の対応やらユーモアで切り抜けていたりが出来れば、もう少し読んでいて楽しかったかも…;^_^A 内容としては良く描いているし、多分20年以上昔のお話だと思うので、その分も時代背景として古き貞節感が、特に男性には残っていると思って読むと(ダイアナ作品にはよくあるので)あながち悪くないお話に思えました(*^o^*) とは言え、ヒーローの祖父母のお話を読んだ直後にこのお話を読み直したせいか、ちょっとお祖父ちゃん似の石頭のヒーローに笑ってしまいましたo(^_-)O 2017-12-29 1130266 1 1 i02e-a-v2 dpyj-%BF%C0%B3%DA-v2