古道具 伊織屋

古道具に興味津々の自分向けの作品。骨董品を取り扱う『旗師』の冬狐堂という、亡き作家・北森鴻の小説を愛読していたからでもある。曾祖母が愛用していた階段箪笥、火鉢、くけ台、かせ繰り機、和箪笥、鏡台、簪、羽織り、羽織り紐、道行き、帯、兵児帯、帯締め、帯留め、着物、浴衣などなど、譲り受けた品々の数々を、大切に愛用しているからでもある。古道具には付喪神が宿るというが、ぜひとも憑いてほしいと願ってもいる。

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ちょっと不思議で、現実の世とあちらの世との間に位置する伊織屋。少し変わったストーリーでしたけど、おどろおどろしい感じではなく、1度だけではなく、何度も読みたくなるような、ほっこりとあたたかくなるストーリー展開でした。続きが読みたくなりました。

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とにかく作画が好みでした。ストーリーも和風ファンタジーでとっぴなんだけど、奇抜すぎない丁度いい塩梅です。全てのキャラクターが品よく揃い踏みしていますね。ずっと続いて欲しいと思える作品です。

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人型のカナリヤって、独創性ありすぎ。「九尾の狐と子連れの坊主」の円仁ちゃん！玉嵐と円楷も登場！２巻でいったん終了とありますが、伊織屋が治外法権な理由も髪の毛の女の怨念もまだ何も説明されてません。こんなに面白い作品、絶対に続きを読みたい！単行本が売れれば続編が出る可能性があるらしいので、皆様是非読んでください！

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しらゆき、りんこコンビの作品は「九尾シリーズ」からのファン。円仁ちゃんが出てきて相変わらずのキュートさにやられました。お二人の作品は、内容は結構ハードでも決して重苦しくならない話運びが好きです。個人的にはキャラ達のミニ化姿がお気に入り。伊織のドレッドヘアの秘密や、大仰な商品番号（全部覚えてるのが凄い）がついている、超国宝級の骨董の品々を使っての事件解決のお話がもっと読みたいですね。量産作品ではなくて、お二人が本当に描きたい作品ができたらぜひお願いします。

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