【電子限定版】公爵令嬢は我が道を場当たり的に行く

面白かった！作者さんの構成の上手さと文才に、レオン王太子の激烈な溺愛に、エリィちゃんの規格外の可愛さに、ノエル＆アルフォンソ(いやごめんアルフォンス)の腹筋に、マリーのヒロインなにそれ美味しいの？に、エルリック(クソ虫)くんの変態が振り切れたシスコンに、星が幾つあっても足りないわコレ。乙女ゲームをほぼプレイしたことの無い(唯一プレイしたことがあるって言ってたアレは乙女ゲームってよりネオ○マンスゲームだし、確かにロザリアさまは悪役令嬢ってより対等なライバル)基本FPSやSLGを好んでプレイしてきた女性が、何をどう間違ったか乙女ゲームっぽい世界に転生。攻略対象者筆頭みたいな王太子と婚約。乙女ゲームのセオリーやお約束、何も分からん。なら、好きに生きるべし！と５歳で悟った主人公エリィちゃん。ほらほらハイスペック幼女が通りますよ~皆さまおどきあそばして~と言うことも無く(結果的にはそうなっちゃうんですけど)、興味のあることには全力で取り組むエリィちゃん。王太子レオンくんとの仲も順調。っていうか、政略結婚=愛がない、じゃないよねっていうのを体現する関係。２巻で主人公が言うように、王太子に恋はしなかった(肉体的には４歳年下だけど精神年齢は殿下より遥かに上だから対象外)けれど愛はしっかりと。途中で同じ日本からの転生者マリーちゃんと出会い、やっぱりこの世界はある乙女ゲームの世界でマリーちゃんはヒロイン…けど、どの候補者も選びたく無いって娘で(推しであるエリィちゃんの兄はアレだからそもそも無い)。婚約者のいる男に手を出すのは倫理的に…とか、陰険メガネや脳筋男に一生を託すのはイヤ…とか、乙女ゲームの王道をぶった斬った語らい＆考察が楽しかった。恋愛脳で見ると魅力的な候補者たちも、醒めればねェ。あとこの話は、主人公たちのその後まで書いているのが珍しい。エリィちゃんが婚約を受けたときにレオンくんと誓った「共に道を切り拓き、共に進む」を実行してきた二人。その結果、中興の祖とも言うべき繁栄と平和な時代が訪れた。歴史書抜粋って形で二人の生涯が書かれてたけど、無味乾燥な文字から浮かび上がるのは二人の充実した幸せな一生でした。自分らしく好きに生きることが、自分だけじゃ無い人たちの幸せに繋がるって、素敵ですね。エリィちゃんのこと、ちょっと羨ましく感じちゃいました。

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何度も、自分の腹筋が揺れる。何だこりゃ面白過ぎる。早く、早く次回作が読みたい。

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外に対しては理性的な対応のできる真人間な主人公とその周りの人たちのドタバタコメディ。小気味いいテンポで話が進んでいくので心地よいです。言葉遣いに関しては内面の声なので…それもご愛嬌ということで可愛く思えてしまうのですが笑2巻も7月に出るようですし、楽しみです。

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漫画を読んで小説も読んでみたくなり、悩んだ挙げ句買ってしまいました(笑)　まだ、一巻だけなので続きを読むのを楽しみにしてます。

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すごい変人揃いです！護衛の腹筋は鍛えられてバキバキになるかと！

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