汐の声
霊感少女として売り出し中の佐和(さわ)は、オカルト特集のゲストに呼ばれ、取材班とともに郊外の無人の屋敷を訪れるが――(「汐の声」)。表題作のほか、いずれも恐ろしさに息を呑む短編「千引きの石」「夜叉御前」「キルケー」の全4編を収録。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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「汐の声」...毒親の見栄のために犠牲になった、昔と現在の少女二人の、救いの無い結末と、そこに至る恐怖の伏線。TV製作者たちと他の霊能者たち、このお話の大人全員が、あまりにも身勝手で冷たい。架空の話なのに、供養をしてあげたい気持ちになりました。次の「千引きの石」は、冒頭のタイトル由来話が伏線になってます。事が済んで、主人公たちのこれからの明るい生活が垣間見えるのと同時に、影が落とされてもいる。どうなっていくのかとゾクゾクします。そして「夜叉御膳」...主人公の視点から話が進む事で成り立つミスリード。山岸凉子先生の得意とするストーリー展開です。後味の悪さも半端ないです。最後の「キルケー」は、まず妖艶な女主人が、目が奪われてしまうほどに美しく描かれています。妖怪の姿になってさえも艶やかで、もうびっくりです。ちなみに、私はこれで、元ネタ?のキルケーの事を知りました。勉強になりました。