ハルはめぐりて

好奇心旺盛な中学生の少女ハルが、ひとり旅で世界へと。それは、新鮮な驚きと不思議なときめきに満ちた、「出逢い」の記録。『祈りと署名』収録の短篇「ハルはきにけり」に登場し大きな反響を呼んだ、異国に憧れる少女、彼女が、ミドルティーンになり、いよいよベトナム、台湾、モンゴルと、世界を、そして日本を、巡ります。圧倒的な個性で、村上春樹作品のコミカライズなど、従来のマンガの枠を超える活躍を見せる著者が、詩情と優しさ溢れる少女の「冒険」を描き出す待望の連作集。

（※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています）

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• 4

  けふりんさん

  2018-12-14
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  同じ街を旅してなくてもバックパッカー経験のある人なら、或いは異国に憧れているなら、楽しく読めるハズ。事件は起こらず淡々と進むので退屈と思うかもしれないが、ひとり旅というのは、小さいことから大きなことまで毎日がワクワクとドキドキで満ちていて、こんな風には落ち着いてはいない。そういう意味で、素敵なフィクションだと思う。

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