ありがとうって言えたなら
作品詳細
- 発行 文藝春秋
- ジャンル 女性漫画ルポ・エッセイ漫画ホームドラマ
- シリーズ ありがとうって言えたなら
- レビュー
決して仲のいい母娘じゃなかった。
だからこそ、今、お母さんに伝えたいことがある――。
余命宣告、実家の処分、お墓や遺影のこと、最後の旅行、そして緩和ケア病棟へ。
「母の死」を真正面から描いた、涙なしでは読めないコミックエッセイ。
***
「すい臓のほうに何かあるって」。
大阪で暮らす姉から、エネルギッシュで毒舌でコワモテの美人の母が、余命1年のすい臓がんだと告げられた。
釧路で一人暮らしをしていた母は、看護師をしている姉の元へ身を寄せ、通院と治療が始まった。抗がん剤の副作用や痛みに気分が浮き沈みし、母のイライラは最高潮。心はガチガチに閉じていて。
余命宣告、実家の処分、お墓や遺影のこと、家族総出の最後の旅行、そして、緩和ケア病棟へ。誰もが経験する大切な人との別れは、想像と違うことばかり……。
決して仲のいい母娘じゃなかったかもしれないけれど、だからこそ、今、お母さんに伝えたいことがある――。
思わず「お母さん」ってつぶやきたくなるコミックエッセイです。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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odoさん
5
2023-12-18
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現在1巻
ありがとうって言えたなら
だからこそ、今、お母さんに伝えたいことがある――。
余命宣告、実家の処分、お墓や遺影のこと、最後の旅行、そして緩和ケア病棟へ。
「母の死」を真正面から描いた、涙なしでは読めないコミックエッセイ。
***
「すい臓のほうに何かあるって」。
大阪で暮らす姉から、エネルギッシュで毒舌でコワモテの美人の母が、余命1年のすい臓がんだと告げられた。
釧路で一人暮らしをしていた母は、看護師をしている姉の元へ身を寄せ、通院と治療が始まった。抗がん剤の副作用や痛みに気分が浮き沈みし、母のイライラは最高潮。心はガチガチに閉じていて。
余命宣告、実家の処分、お墓や遺影のこと、家族総出の最後の旅行、そして、緩和ケア病棟へ。誰もが経験する大切な人との別れは、想像と違うことばかり……。
決して仲のいい母娘じゃなかったかもしれないけれど、だからこそ、今、お母さんに伝えたいことがある――。
思わず「お母さん」ってつぶやきたくなるコミックエッセイです。【全188ページ】
配信日:2023/07/31
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出版当時紙の本で購入して読みましたが、ちょうど祖母を看取って落ち込んでいた母に譲ったので、最近知人に勧めたのをきっかけに電子書籍で再購入しました。生前の祖母がなかなか困った人で、親子関係も複雑だったため、亡くなる間際まで振り回された母は、喪主を務めて帰宅した途端に寝込んで、自分を責めるような落ち込み方をしていたので心配していたところ、偶然この本の宣伝記事を見かけて、すぐに購入しました。漫画で読みやすく、老眼で読書が億劫になっている母もすぐに読み始めて、読み終えたと思ったら何度も読み返していました。読み終えた途端に明るくなったとまでは言いませんが、少なくとも自分を責めたり後悔したりするようなネガティブな落ち込み方は解消したように見えました。何のわだかまりもない親子ばかりじゃない、死ぬ間際の人に周りに気を使う余裕なんかない、看取りの現実は映画やドラマとは違うという、当たり前の事を、それが当たり前なんだと気付かせてくれる、肉親の死との向き合い方を現実的に考えさせられる、良作です。祖母を看取った母を見ていて実感しましたが、漫画の中で描かれているように、看取る側の家族も体力的にも精神的にもギリギリまで削られるんですよね。そこまで尽くしても感謝されるどころか文句を言われたり、苛立ったり距離を置いたりして自己嫌悪に陥ったり、本当に余裕がなかったと思います。家事や雑用は手伝えても、精神的な面で支えるスキルがなかったので、本当に良いタイミングでこの本に出会えました。私も母を見送る時にはこの本に支えてもらおうと思っています。