レンタルタマちゃん

レンタルねこにゃん!!強面優男にいちゃんとねこ耳美人お兄ちゃんのいちゃこら最高!!と思ってたら痛い目をみます。ハピエンをカップルが両思いになって、いちゃこらすることと定義しているハピエン主義の人には地雷みたいな終わりかたです。気をつけてください!!結末に関して賛否あると思いますが、物語としては美しく素晴らしい結末だと思います!!最期に寂しさが残るそれはとても愛おしいことってなんて美しい言葉でしょう……幸せや人の温かさを知っているからこそ、失う寂しさ、哀しさを経験することができる。哀しみはしあわせの延長線上にあると気づかせてくれる素敵な作品です!!

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最後はハッピーエンドになると信じていたのに・・・ツラすぎます。泣きました。タマちゃんのいいことがなくツラいばっかりの人生で初めて出会えた優しさ、温かさ。。。それを感じることが出来て良かったと思うしかないよね。。。矢澤さんを何としても守ろうと必死になるタマちゃん、タマちゃんを救おうとする矢澤さん。。。どうして幸せになれないの〜と叫んでしまいましたよ。でも最後は子猫に転生して（多分）矢澤さんに「あお」と呼ばれてかわいがってもらえて良かった。矢澤さんも立ち直れて良かったです。

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かわいい絵に油断していたら、オーノー！となりました。でも嫌いじゃないです…

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これは…BLじゃなくても良かったんじゃ…？ストーリーは最高なんです。めちゃくちゃ泣きましたし。なんかでも。救われない。これがメリバか…。1つの愛の表現としては最高なんです。だから読んで後悔はしなかったんですけど。でもなにか腑に落ちない。なぜならこれはBLではないから(断言)それでもこの話を描いてくださった作者様に星5を捧げます。

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作者様、こんな作品も描けるのですね。引き出しの多さが素晴らしいです。といっても、作者様の作品には時々ヒリッとする要素があり（「雨上がりの・・・」に出てくる母親とか）、そういう部分を煮詰めて、前面に押し出したのが、この作品って感じです。そこそこ人生経験を積んでしまった身としては、どうやっても抗えないこともあるという世の中の理不尽さ、それに対する後悔や無力感、でもその「どうにもならなさ」の中でも、人は生きていくんだというリアルが詰め込まれていて、大泣きました。メリバと言われてますが、苦々しい感じはなく、ただただ悲しいだけです。ただ、決して救いがないというわけではありません。タマは矢澤と出会えたことで、幸薄い人生の中で人の温かさを感じることができたし、最終的は猫に転生して、本当の名前を呼んでもらいながら、何の憂いもない日々を、大好きな人と幸せに過ごしているのですから。タマはまともな教育を受けていない（と思わせる描写がちゃんとある）がゆえの浅はかな行動が原因でヤクザに追われますが、一時的に逃げられたとしても、常に追っ手の影に追われることになるでしょうし、結局あのような最期を迎えるのは時間の問題だったかと。「そんなリアル、BLで見たくないよ！」って方には拒否感があって、評価が良くないのかなと思いますが、この作品はBLとしてはともかく、人間ドラマとして大変秀逸な作品だと思いましたので、少しでも評価を上げたくて、レビューを投稿しました。

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