月に叢雲 花に風

若菜と叢雲素敵なカップルです。若菜を守るため叢雲がガルーダと戦って傷つく姿が痛々しかった。叢雲のお兄さんは本当は兄弟思いの優しい人物なのだと思います。弟にわざと気に障る態度をとってるのではないのかな。本当に本当にお兄さんは擦れてなかったら龍の王の器だと思います。

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昔、若い頃に読んで大好きだったコミックです。とても頼りになる龍、着物が粋で憧れました。久し振りに読めて楽しいです。

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　大好きな超人的なヒーローとストーリーの上手さにハマって、何度も読み返してしまうくらい大ファンになってしまいました。連載していた頃は知りませんでしたし、今では紙の本は古本しかない、ホント、電子書籍の時代になってよかったなあと思います。電子書籍店でも扱っていないところもあるので、Renta！で会えて幸せです。　人外の龍ががヒーローなのですが、よくある龍神の話ではなく、ガルーダ神と絡めたストーリー。龍が絶対的強者ではないところがオリジナリティがあります。この漫画を読むと、里可子先生が伝承や歌舞伎などの古典芸能にも深い教養がある本当に力量がある作家さんだとわかります。各キャラが吐くセリフも心に響くものが多く、深い内容。だから、何度も読んでしまうのです。　妖怪などの日本の昔話や伝承をモチーフに、オムニバス形式でありながら、メインストリームはちゃんと進行していく話です。最終話まで続く、叢雲の宿敵ガルーダは既に一巻から登場し、後半で大きな意味をもつ要素が１巻４話「神鳥」に出てきます。本当によく練られたプロットの元に描かれた壮大なストーリー展開で、読み始めると止まりません。　叢雲は昨今のヒーローでは珍しいストイック！で男らしい、しかもキュン死してまいそうになるくらい色気がある龍です。若菜ちゃんはフツーの女の子と作中でも書かれていますが、龍に見初められるくらいステキな女の子。名前の由来は２巻に出てくるのですが、島崎藤村の若菜集ではなく、歌舞伎の演目からだそうです。八百屋お七とかのように超有名作品と言うわけはないので、作者さん古典芸能も詳しいんだなあと思いました。　ちなみに紙の本でも電子本でもコミックスは雑誌掲載時のカラーページがモノクロになっていますが、このシリーズは表紙以外のページもカラーページがあります。　この作品は元は秋田書店から出ていたらしいのですが、なんだか不運な気がします。あらすじ紹介とか全部同じでおざなり感満載です。こんな名作なのに、あまり読まれてなくて惜しいです。この里可子先生は今でも現役ではあるものの、長編ストーリー漫画を描いてないのは、メジャー誌から離れてしまったからでしょうか？とても残念に思います。本当にもっとたくさんの人に読んで欲しい作品です。

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古い画風で始めは読みにくい感じがしましたが、お話に引き込まれて一気読みしました。今の作家さんの絵と現代の設定でリメイクしたら、また読んでしまうかもしれません〜。龍達と神様達の戦いがどうなったのか、あえてぼかしたまま続編へ繋げようとしたのかはわかりませんが、叢雲と若菜の子供は見たい！だって若菜の子供は叢雲が守護するんですよね……。このままフェードアウトはなんか悲しい…。番外編、叢雲と天竜家の関わるキッカケ、泣けました。

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久しぶりにむらくもさんに会えてうれしい！遠い昔の恩人との出会いの話でした。ずっと孤独に長い時間を過ごしてきたむらくもさん。せっかく若菜ちゃんという運命の女性に出会えたので、それからの二人のストーリーも見たいです。

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