アヴァロンの東〜奇跡の泉・金〜【電子限定書き下ろしSS付き】（イラスト付き）

読めてよかったと思う二冊。シリーズです。でもこの世界観がお好みなら両方読んで悔いはないはず。こちらは弟ペアのお話。運命に翻弄され、くい違い傷つくことがあっても、しっかりとお互いを思い合う姿に手が止まりませんでした。田舎の２人にはほっこりしつつ寂しさも感じました。同じように思う方には是非兄編も読んでほしいと思います。

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次とあわせて読んで初めて完結なんですね。最後まで記憶が戻らないんだ、、と少し切なさ残した余韻がまた良いです！

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少々ネタバレになるかも知れませんが、自分としてはこの言葉なしで語れないと思ったので、嫌な方はこの感想を読まない事をおすすめします。途中衝撃な場面があって、しばらく動けませんでした！個人的にグロテスクなシーンは好みではなく、想像しないようにしましたが、作家様の文才が良過ぎて頭の中で絵が浮かんでしまい絶叫しました。そこからかなりの地獄絵図が続きましたが、読み終わったら幸せな感情に満ちていて不思議な作品でした。他の作品でもそうですが、この作家様の作品は本当に素晴らしい。ハズレがありません。

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すべてが綺麗に、なにも欠けることなくハッピーエンドではないところがイイ。受けの首が物理的に飛ぶ作品は自分が読んだものの中で2作目なんですけど、やっぱりかなりの衝撃があります。秘密を抱えるイグナーツがとても辛い。そして、魔女は結局のところ、優しくて哀しい存在なんだな、と。失われてしまったものはこれからも戻ってこないんだろうけど、違和感のない2人が辿り着いた先で必死に食材を相手に格闘してるのが微笑ましいです。騎士なので、イラストがもっと肉感的でガッシリしてたら良かったなあて思いました。

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お話は素晴らしかったです。世界観もしっかりしていて、設定の説明も不自然さがありません。現実的な話にも捉えられるのに、お伽噺のようでもあり、めでたしめでたし、となるのがよかったです。しかし、イラストが好みではありませんでした。カラーはとてもよいのに、中のイラストが特にヨシュカが変に女性顔過ぎて…。好みの問題と思います。私は白黒イラストは見ないようにしました。そこだけ残念です。

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