スキル『鑑定』に目覚めたので、憧れの巨乳受付嬢を鑑定したら魔王でパッドだった件（コミック）

スーツ等の見栄えに使う肩パッドと違い、胸パッドって「貧乳」と蔑まれてきた人しか使うことはない。それを魔王様が隠して使って人間界に溶け込もうとするということはどういうことか、という魔王の概念が変わる作品。魔王様も1人のお年頃の女性という段階で、気は張る一方で、魔王様が気に掛けている(うぶだが受付嬢の魔王様に心惹かれている)主人公には主人公を追い掛けてきた(胸のある)女勇者が幼馴染みたいな形でいたらどうなるか、というのがこの作品の基本構図。3巻でかなり構図が混乱するので、3巻完結とはいえサクッと読める感じでは無いが、少し前の時代ならこういう作品も有りだったんだろうな…という、生まれる時代を間違えた作品と言えよう。90年代ってこういう作品はそこそこあった。当時は(妥当かどうかはともかく)貧乳いじりは「ナイチチ星人」などという言葉と共にあったし、少なくともその攻撃者が加害者として人生を積むことも無かったし、いじられた女性からの仕返しを描くことで作品内ではかなり許されていたように思う。1ページ目からフルチンとかって、ある巻ではあるのだが、それも含めてギャグとして扱い、その中でシリアスなメッセージを入れる作品というのはあった。そうした時代の懐かしさを感じる作品ではある。エッチなお店にはまり、サキュバスに精気を吸い取られて先代魔王が亡くなるなど、まあ確かに昔はギャグの1つに入るレベルだったな…と懐かしく感じる。そこがスルーできない人には向かないかも。今だと18禁指定が入っても不思議はない作品だが、当時はこれくらいだと普通に週刊少年ジャンプレベルの子供向け週刊漫画雑誌にはあったと思う。ただ、新しい魔王様が人類との共存を打ち出しても、なかなか部下は乗ろうとしないのは世の常で。ノスタルジーを感じることができる作品

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一人の少年に恋をする魔王と勇者のお話。次回作品が期待大です。

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