SAND LANDER
並みの恒星なら丸ごと輪切りにするカスケード砲を備えた戦闘艇で、薄暗い小惑星に陣を構えた俺。侵入してくる敵を迎え撃つのが役目だが、敵の発見・砲の照準はすべて後方司令室がやってくれる。俺が眠っている間に戦闘が終わっていたことも珍しくなかった。俺はいつもブラック・コーヒーとカフェオレを間違える変調したアンドロイドを相手に、怒ったり慰められたり……。戦争ってのは、退屈で困るぜ! 珍しくも秀逸な、鬼才のSF短編集。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)