伯爵と花嫁の十二夜
作品詳細
- 発行 ハーレクイン
- ジャンル ハーレクイン小説リージェンシー愛なき結婚
- レーベル ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル
- 紙初版日 2016年12月5日
- レビュー
人違いで交わされた夫婦の契り。愛なんて、望むべくもない……。
ジュリアは煮えきらない幼なじみの男性との関係がもどかしく、クリスマスの仮面舞踏会で一計を案じる――やどり木の下で出会った男女がキスをする古来の伝統にあやかり、彼をやどり木の下へおびき出す作戦だ。
皆が思い思いの仮装をするなか、ジュリアは幼なじみを見つけ、首尾よく彼を会場から連れ出すと、思いきって熱いひとときを過ごした。まさか、仮面を外した“彼”が、幼なじみとは別人とも思わずに!
相手の正体は、美形だがどこか陰のある伯爵アレック・ダンバー。激しく動揺するジュリアに、不機嫌な伯爵が思いもよらぬ宣告をする。「もう結婚するしかない――もっとも妻にふさわしくない君と」
■大人気英国人作家A・バロウズが描くクリスマス・リージェンシーをお贈りします。伯爵との結婚を前に、自分の幼なじみへの思いは本物の恋ではなかったと気づくジュリア。伯爵とは表向きだけ愛し合う夫婦のふりをすると約束したのに、やがて彼を愛してしまい……。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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兄弟で多分紅一点らしきヒロインの女主人として、娘として妹として姉として頑張っている毎日、毎年の年末年始のクリスマス前辺りから始まる親戚や近隣縁者を集めた恒例のイベントで起こるアレコレを、今回趣向を変える為に特別に招待された劇団員達を絡め、ドタバタ劇さながらに、家族や親族、友達や使用人達を交え、友情や愛情とは?信頼や優しさとは?などを詰め込んだお話しでした。ホットなシーンも多く、イヤイヤ結婚させられるはずの二人の、エッチから始まる二人のなり染めが、お互いを近づけては遠ざける姿をよく描いています。プライド高い二人が、共にお互いへの信頼や優しさと愛情を感じてゆく過程も自然で、グイグイとお話しに引き込まれていきます。最後の劇では優しい気持ちになりますが、女性に疎過ぎるヒーローがもう少し頑張らないと、とちょっと心配ですが、短気だけど細やかな愛情を持つヒロインに鍛えてもらって、素敵な旦那様になって、伯爵としても頑張ってくれると良いなぁと思えたお話しでした(o^^o)