不妊治療、やめました。〜ふたり暮らしを決めた日〜

10年前の話のようですが、お金や夫婦生活などリアルな描写が多いからこそ、当時のお二人の頑張りや、やるせない気持ちがよくわかります。現在は時間が過ぎ、親の介護漫画を描かれているので、そちらも読んでみたいです。

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不妊治療をしたことがない私は、不妊治療を必死に頑張ったものの授かれずに諦めた夫婦の話としてこの作品を読みました。でも不妊治療経験のある方々の低評価レビューを読んで、このエッセイは必ずしも「不妊治療にまっしぐら」という夫婦の話ではないんだと気付きました。だからこそ、金も時間も精神力も人生の全てを賭けて決死の覚悟で子どもを授かろうとしている人たちには、物足りなく映るのかもしれません。でもお金の使い方も、人生の過ごし方も、不妊治療の優先順位も、夫婦それぞれのやり方があっていいと思います。不妊治療をやるなら最後（体外受精？）までやりきれ！という気持ちもわかりますが、そこに踏み出しても妊娠したとは限らないし、もしかしたら夫婦の形が今とは変わっていたかもしれない。私には、このご夫婦の不妊治療のゴールはここだったんだ、とストンと納得できました。不妊治療には妊娠という明確なゴールがありますが、授からない場合、不妊治療をどこで諦めるかというまた別のゴールは人それぞれにあって、「最後の手段までやりきらなければ不妊治療とは認められない」というのはあまりに苦しいと思います。不妊治療中であっても、子どもを授かることより別の最優先事項を人生に設けてもいいし、このご夫婦にとってのそれは「夫婦仲良く元気にいること」だったんだろうと思います。「合理的じゃない」という感想もありますが、直感的な選択でも夫婦の足並みが揃うってなかなかすごいことで、このご夫婦にとっては合理的でなくても２人の意志が重なる選択が大事で、その選択をしてきたからこそ今のおふたりの関係があると感じました。「子どもありき」ではなくまず「夫婦ありき」で家族を考える視点にも共感しました。そういう生き方を描き、肯定してもらうことで、楽になれる読者もたくさん居ます。不妊治療には夫婦それぞれの多様な形があり、私の周りにいる不妊治療中の友人たちも、最後の手段まで必死でやりきろうとしているのかもしれないし、もしかしたら諦めどころを探っているのかもしれないと学びました。レビューもあわせてすごく勉強になり、この作品を読んで良かったと心から思います。

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不妊についてのご本人の体験を読み、今後の参考になりました。

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子どもいますが、とても感動しましたー。みんな大変なんだと思いました。

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今まさに不妊治療しているご夫婦、これから治療しようとしているご夫婦、すでに治療をやめてしまったご夫婦、世の中いろんな形のご夫婦がいますが、この作品の作者さんたちが経験してきたことは、決して無駄ではなく皆さんに勇気や希望を与えるのではないかと思います。それぞれのご夫婦同志がとことん話し合って、自分たちが考えた結果のほうに進めばいいのですから。どちらにしても女性は、辛くて痛い治療ばかりで本当にお気の毒ですね。気休めにしかならないかもしれないけれど、お子さんを希望しているすべてのご夫婦に幸せな結果になるように、心からお祈りしています。と共にこんな辛い経験を、わかりやすくマンガにしてくれた作家さんのご夫婦にありがとうございます。

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