庭師の娘の初恋

森先生の描くお話は大好きー！ このお話は大人の童話みたいで良かった。

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１０年も音信不通、最初はひどい話だと思いましたが、ここまでやったら電話しよう、手紙を書こう、もうちょっと頑張ったら会いに行こうと思っていたら月日が経って、彼女に合わす顔がないとなり、結婚したかな、子どもはいるのかなと思い出に浸るようになる、再会しても素直に自分の気持ちを伝えられない、現実世界でもありうることではないでしょうか。今は携帯があるから１０年も離れることはないかな、絵も背景も美しく楽しめました。

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華々しい喧嘩や愛憎が燃え盛るお話よりも、この2人のように心に埋火のように愛が燃え続けていて、再会という新しい空気が吹き込まれたことで、再びその火が燃え上がっていくお話の方が好きです。傾きかけた会社を、余命宣告された父親から必死で経営を学びながら立て直す決意をしたヒーローには、ヒロインとの愛を育む時間や余裕は無く、失敗するかもしれないのに、「待っていてくれ」は言えなかったでしょう。何も言わずに去ったのは酷かったかもしれませんが、このヒロインなら「待っている」と言い、却ってそれがお互いの負担になって最悪の結果になったかもしれない。ヒーローが下手な嘘でヒロインを遠ざけたなら、それこそいつものHQパターンです。個人的には、ヒーローが「僕は間に合ったのだろうか」と祈るように目を閉じる、小さなコマが好きでした。

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悲しいすれ違いで別れたけど、結局は10年間も相手が忘れられない運命の恋だったなんて素敵です(*´ω｀*)

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10年もヒロインを放置してしまったヒーロー。あり得ない！ホントに仕事が出来るのか疑問です。亡くなったヒーロー祖母は、２人の幸せを祈っていたのでしょうね。ギリギリヒーロー間に合いました！

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