【全3巻】完結
一変世界
作品詳細
- 発行 新潮社
- ジャンル 青年漫画SF・ファンタジー
- 年代 2010年代
- レーベル コミックバンチKai
- レビュー
魔物の棲まう、深い森に囲まれた神殿。神の森とも呼ばれるその地域の中央に「ガーデラン女神の神殿」は佇んでいる。プーリョは、そこで暮らしている少女。大巫女になるために日夜厳しい修行に励んでいる。数多の石像が眠るデラ神殿には、不思議な力が秘められていて――。『坂の上の魔法使い』の気鋭が贈る禁秘の森の巫女ファンタジー、開幕!!
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
レビューPICK UP
みんなの感想
独創的 (9人)
心に残る (3人)
ダーク (3人)
切ない (2人)
あなたの感想を一覧から選んで投票してください。
巻読み
話読み
全3巻
一変世界(1)
魔物の棲まう、深い森に囲まれた神殿。神の森とも呼ばれるその地域の中央に「ガーデラン女神の神殿」は佇んでいる。プーリョは、そこで暮らしている少女。大巫女になるために日夜厳しい修行に励んでいる。数多の石像が眠るデラ神殿には、不思議な力が秘められていて――。『坂の上の魔法使い』の気鋭が贈る禁秘の森の巫女ファンタジー、開幕!!【全196ページ】
196
配信日:2019/10/25
配信日:2019/10/25
一変世界(2)
百年ぶりに奉唱会の開催が決まり、各地から人が集まるデラ神殿。王族・クラーク家の次男・エナキンもまた従者のコッチと参拝のために森を訪れていた。だが、神殿が近づくにつれて、エナキンに異変が訪れて……。一方、第14代大巫女の足跡を辿るプーリョは、真の大巫女となるためにある決意をする――。本格巫女ファンタジー、待望の第2巻!!【全196ページ】
196
配信日:2019/10/25
配信日:2019/10/25
一変世界(3)
「真の大巫女」となるために森の神殿を出立したプーリョは、第14代大巫女の日記を求めて太陽神殿へ向かう。一方、プーリョが不在の森の神殿で、大巫女見習いの代理として付き人のアガサが奉唱会を務めることとなったが……。少女は、大巫女になりうるか――。『坂の上の魔法使い』の明治カナ子が描く禁秘の森の巫女ファンタジー、堂々完結!!【全219ページ】
219
配信日:2019/10/25
配信日:2019/10/25
- Renta! TOP >
- 漫画 >
- 青年漫画
本編が同じ内容の作品があります
まとめてカート
購入版をまとめてカートに
追加しますか?
本編が同じ内容の作品があります。
カート内でご確認ください。
・カートに追加できるのは最大100点です。
・レンタル中/購入済みの作品は追加されません。
・まとめてカートは購入版限定の機能です。

どこか漫画版ナウシカを連想させるようなテイストを感じる物語でした。そちらのほうは一大スペクトル冒険劇でしたが、こちらのほうはソフトな絵柄にあわせた落ち着いた進行の物語となっています。落ち着いているとはいえ、決して平和でほのぼのしたものでもありません。どこか殺伐としたものや無常観が漂うところがあります。 感動させ過ぎず飽きさせもしない絶妙なバランス感覚を感じさせる世界観があり、もっと評価されていい作品だと思いました。人と魔物と神(の使い?)との境界が曖昧な神殿とそれを取り巻く森を中心に物語が進行してゆくのですが、そこでは魔物から人を都合よく助けてくれるような神も、死者が元通りになって生き返るような奇跡もありません。信者や神官であっても利用されたり命を落としたりします。魔法で簡単に生き返ったり、並行世界で好き勝手にやり直せたりするような世界観が個人的にあまり好きではありませんので、このようにファンタジー哲学のようなこだわりを感じられる作品は貴重でとても気に入りました。