伯爵家の呪い

「復讐は大胆に」がすごく面白かった。そこに出てくる一族の次男坊のお話で、どうなるか気になって購入してしまいました。よくある隠し子を愛人と誤解して、しかも一目惚れなので悶絶の苦しみを味わいます。が、あちこちに愛人がある生活だったから少しぐらい苦めと思ってしまった。ヒロインも隠し子だと分かってヒーローがそれを分かった時に溜飲を下げる予定でしたが、彼女もヒーローを愛しているので全然いい気味でない。素直になれない二人の話でした。

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　アンジェリーナ・ジョリーのようなセクシーさを持ち、天使のように無邪気なヒロインと、アントニオ・バンデラス（若い時）みたいなお顔の濃いヒーローのお話です。　「一族に伝わる呪い」というところからして、ヨーロッパの歴史を感じさせますが、絶対にそうなると言われると、逆らってみたくなるのが人間です。ヒーローも「生涯かけて一人の女性を一心に愛する運命」を無視しようとしますが、セクシーで可愛いヒロインに最初からメロメロ。（水着姿にやられましたね。）　しかし、自分が女の子に惚れたことを認めたくないヒーロー。意地を張って、愛人だとか、財産目当てだとか言ってみますが、逆効果。彼の態度に素直に傷つく彼女の純真さに負けて、まんまと恋に焦がれるマヌケ男に成り下がります。ヒロインみたいな純粋な娘には、ストレートに好きって言ってあげなきゃダメなのにね。（笑）　恋愛に不慣れな若い男の子を心配する親戚のオバサンみたいな気分で読みました。芽生えてしまった恋心には正直になりましょうという、可愛らしいお話です。

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絵は端正ですが、非っ常〜に濃い！私にはヒーローがハイキングウォーキングの鈴木Q太郎にしか見えません…。しかしその濃さがヒーローのラテン系な雰囲気と、気性の激しいヒロインによく似合っています。内容はHQの王道なので、ケツ顎男性に拒否感が無ければ楽しめると思います。

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『誤解』はHQのお約束！(笑) ちょっとヒロインの若さ故のヒステリックな所はありますが、何より絵が濃いので、ある意味マッチしてる気も。 そしてヒーロー…ジュリー…(知らない人ごめんなさい) 髪が金髪なのに眉が黒いのは染髪なのかジュリー(違) そこもちょっと気になりましたが、一切言及されないので諦念。何というか、HQをよく知らなかった頃の自分が読んだら「これぞHQ」って感じの、美男美女がやたらキラキラして感情の起伏が無駄に激しくて必要以上にドラマチック…的な感じですが、慣れって怖いですね(笑) 従兄弟＆兄弟の三部作なのですが、シリーズを追う毎にヒーローもヒロインも可愛くなって行きますね。

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ちょっと切ったどころじゃない怪我の描写に対して、二人が意に介さない様子で、やんちゃというかワイルドというか、過激カップルだったなという読後です。

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