黒屋敷の若様に、迷狐のお嫁入り
大学生の褒名は夏休みを利用して旅に出た。だが山奥の宿へ向かうバスが来ない。途方に暮れていた褒名は通りかかった車に拾われ、とある村に案内された。
そこは自分の苗字と同じ信太村。祭りで賑わう村の様子はどこか古めかしくて奇妙だ。わけがわからないまま褒名は、仏頂面の美丈夫、黒屋敷の若様こと御槌の世話になることに。ところがほんの数日間の滞在のつもりが……。
独善的な黒狐の若様と無自覚な迷狐の輿入れ騒動顛末記。
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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