無慈悲な独身貴族 思いがけない恋に落ちて III

出会いがしらの熱いキス。蕩けてしまいそうなのは、初めてだから？
ジェニーは24歳。大学教授の助手として真面目に勉学に励んできた。だが今夜、のっぴきならぬ理由で彼女はひとりバーに入った。いつもの地味な服装ではなくピンヒールを履いて、名前もジュヌヴィエーヴと偽り、あるミッションを遂行するために。夜遊びはおろか、ろくに男性と会話も交わしたことのない彼女は、バーに入ったとたん、いっせいに振り返った客にひるんだ。足がすくんで棒立ちになったジェニーに、男がひとり近づいてくる。「ベイビー、なんでこんなに待たせたんだ？」男はそう言うと、いきなりジェニーを抱き寄せて唇を奪った！　そして熱いキスの合間にささやいた。「頼む、恋人のふりをしてくれ」

■野性的で熱い、その名もワイルド3兄弟が織りなす〈思いがけない恋に落ちて〉、いよいよ最終話です。長男トラヴィス・ワイルドが出会ったジュヌヴィエーヴは、彼の誘いにあっさり応じたわりには、まるで雨に濡れた小鳥のように震えていて……。思いがけない展開にご注目を。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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