【全2巻】完結
太陽伝
「おお……、太陽を中心に、ひときわ輝く星々が見える! 太陽とは太陽神の子であり、輝く星々は幾人かの勇者たちである。そして彼らは、やがて大平原の王者となるであろう!!」 ――部族の呪術師による予言のとおり、混沌の原始大陸に降臨した太陽神の子・ボボは、デカ、チビ、ムササビ、ケモノ、ヨガ、コチョウ、地ネズミ、ホテイといったフリークアウトな勇者たちと共に、幻のユートピアを求めて旅立つのだった……。壮大なスケールで描かれた「太陽伝」は、日野日出志が挑んだ初の長編作品であり、氏の《死生観》や《宗教観》が最も色濃く出た異色の立国物語である!!
※底本作成時に既に元原稿が紛失しており、掲載された雑誌を原稿として印刷したため、一部荒い画質となっております。未単行本化作品という性質上、止むを得ない措置ですので、悪しからずご了承くださいませ。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)