偽りの思い出
作品詳細
- 発行 ハーレクイン
- ジャンル ハーレクイン小説
- タグ レンタル
- レーベル ハーレクイン・ロマンス
- 紙初版日 2003年3月20日
-
レビュー
0.0 (0人)
■愛がなければ、強くなんかなれない。
■ものごころがついたころ、もうローラに母はいなかった。「おまえを捨てて男と逃げたんだよ」義理の叔母にそう言われ、母の罪をローラがあがないつづけるような毎日だった。ゆきずりの男と一夜を共にしたのも寂しさからだが、男はローラを捨て、あとには妊娠という現実が残される。非難され、虐げられ、びくびくしているうち、ローラは自分の気持ちさえわからなくなっていた。母のおびえは息子にも伝わり、まるで弱虫のひと組の親子が息をひそめるように暮らす日々――愛するもの同士が一緒にいながら、二人は幸せではなかった。そんな彼らの生活に、二人とは正反対の男が飛び込んできた。自由で自信にあふれた男、カシアン。だが彼の登場は、ローラに新たな悲しみをもたらすことになった。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
みんなの感想
還元ポイント
- 0%還元
- 合計獲得ポイント