エンド オブ ザ ワールド
天才数学者の姉川には、常人とは違う世界が見えている。それは天才すぎた彼の、幼い頃からの現実逃避の方法。
コミュニケーション不全のまま大人になってしまった姉川に、興味を持って近づいてきたのは教え子の友坂。
人を怖がり小動物のように怯える姉川の手に、友坂は優しく触れる。その目が言った。
――逃げないで、可愛いひと。俺はあなたが好きなんです。
誰かと違うこと、誰とも同じじゃない所、それは誰かが誰かを好きになる目印。
初恋中年・姉川教授と友坂くんのオンリーワンワールド。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)