正義の砦
結婚を理由にカレシから別れを告げられた検察事務官の三村夕季は、酔えない酒をあおり夜の街をうろついていた。
「俺もウリやっちゃおうかな」――何気ない呟きを通りすがりの男に聞きとがめられた三村は、真面目くさったその男・伊織を腹いせ混じりにホテルへ誘う。伊織との一夜に失恋の傷は慰められるも、行きずりの男と関係を持ったことに不安を覚える三村。
そんな彼の前に、当の伊織が検事として現れる。しかし、元特捜部のエリートだという伊織の着任には、ある事情があって!?
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)