侯爵は恋泥棒

著者デボラ・シモンズ
翻訳古沢絵里

ジャンル：ハーレクイン小説
長さ：314ページ
4.3 （4人） 4

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作品詳細

彼に奪われた心も取り戻せたらいいのに。

保養地で過ごす退屈な夏に、ジョージアナはうんざりしていた。ところが、そんな鬱々とした思いを吹き飛ばす事件が起きる。舞踏会の夜、さる貴婦人のエメラルドの首飾りが盗まれたのだ。もしわたしが事件を解決すれば、探偵として華々しくデビューできるかもしれない！　さっそく犯人捜しに乗り出すと、捜査を手伝いたいという男性が現れた。青い瞳の美貌の紳士、アシュダウン侯爵だ。侯爵が近くに来るたびぽうっとなってしまうことに戸惑いつつも、彼に手伝ってもらうことにしたジョージアナ。だが、侯爵が彼女に近づいたのにはとんでもない目的があって……？！

■大御所デボラ・シモンズが軽快なテンポで綴る、リージェンシーの傑作をお楽しみください。どきりとさせられるようなラブシーンあり、宝石にまつわる事件ありの、侯爵と令嬢の極上ロマンスです。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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2 2 神楽レビューを読んで、名前は知っていたけどマトモに読んだこともないので、楽しみにしながら買いましたけれど、ハッキリ言って、時代設定もあやふやだし、現代版で社長とアシスタントとか兄の友人…という設定なら無理なく読めたけど、片や侯爵で片やジェントリーの娘であるだけで貴族でもないヒロインが、貴族でもあるヒーローと二人で事件を追う…という設定に読んでいて疲れました。貴族でもないのに、助手扱いに男であり侯爵でもあるヒーローを顎で使う様な物言いや態度には時代考察的に？マークが付くし、自分は頭が良いのに女である事が邪魔して…云々。言いたい事が分かる部分も無くはないものの、殆どがせっかちで猪突猛進しようとする、世間知らずのクセに強行突破しようとしたり、良家の子女なりのウンチクをすっ飛ばしたかの様な態度やマイペースで自分本位としか思えないヒロインが、ヒーローや家族（特に弟)を振り回している感じ。この時代、女性はまだまだ言いたい事も言えずにいるはずで、それを外す為にも奮闘するとかならば理解も出来るのに、恋愛や異性の事すら知らないとしつつも、ヒーローに惹かれる自分を戒めるのに、ただの助手でしかない役に立つ侯爵の地位持つ男性でしかない様な思考にも呆れてしまいました^_^; ヒーローも、生真面目な兄の後継として地位を受け継ぎ真面目に仕事をこなしているところはあるものの、ヒロインに接している時の感じが軽すぎて、違和感ありあり;^_^A 特に前半はイライラとしてしまい、前半から後半掛けてチェックしつつも斜め読みした程です。後半にに入ってからは楽しい部分も無くはないですが、主役二人に魅力を大して感じることも無く、ただオチが知りたくて読んだだけでなので48時間レンタルで充分な作品でした。ここまでイライラしたのも久しぶりですが、ヒストリカルでは名前の通った作者さんらしいですが、また、この作者さんのファンの方々には申し訳ないのですが、他のヒストリカルの作者さんに、ここまでの違和感を感じたことがなかっただけに残念です。 2016-02-01 101807 1 1 Dhl-a-v2 dpyj-%BF%C0%B3%DA-v2